追悼ラルフ・ヴァルドマン。
2018年3月12日 スポーツ ドイツのレースファン、そして、世界のモータースポーツフリークに
とって悲しいニュースが入ってきました。
かつて、世界で戦い、多くのファンに愛されたラルフ・ヴァルドマンが
51歳の若さで亡くなりました。
https://www.gpone.com/it/2018/03/11/news/si-e-spento-improvvisamente-ralf-waldmann.html
私とラルフとの出会いは96年のインドネシアのジャカルタの空港でのことでした。
空港の到着ロビーに着くとHBのカラーリングのシャツを着たチームスタッフ
の中にラルフ・ヴァルドマンはいました。
初めて声を掛けると、丁寧に応対してくれて、彼と会話を弾ませていた
ところにアプリリアのエンジニアがやってきて、私がイタリア語で対応すると
ひどく驚いていました。
その二週間後の鈴鹿のレース。名古屋人の私にとっていわばホームレース
と呼べるところで再会して、すこし長く話すことができて、彼との距離が
近くなったことを実感していました。
彼が走っていた時代の250ccクラスの激闘は凄まじいもので、メーカーが
ホンダ、ヤマハ、アプリリアの三メーカーの高いレベルの速さに
マックス・ビアッジ、原田哲也、岡田忠之、オリビエ・ジャックといった
勝てるライダーが世界の頂上を目指して凄まじいバトルをしていました。
上記のライダーでオリビエ・ジャックと私は近い関係にあり、それ故に
ちょっと距離を感じた時期もありましたが、彼は常に紳士的であり、
いい奴だなぁと思っていました。
ライダー生活を終えて、彼はチームスタッフという立場や衛星放送の
解説者としてサーキットにやってくるようになっても、彼の静かな微笑みと
人間性は変わらないままでした。
彼のそばにはマネージャーのディター・スタペルト氏がいて、二人が
いる空間には非常に戦いの場ではあるものの、そこにはオンとオフを
しっかりわけて、リラックスする時はにこやかな笑いがあふれていました。
そのディター・スタペルトが亡くなり、そして、今度はラルフが何と
51歳の若さでこの世から旅立ってしまいました。
今日は彼の125での初優勝や250の鈴鹿でホンダHBジャーマニー
を走らせての大波乱の優勝。そして、彼の最後の250ccクラスでの
マールボロアプリリアジャーマニーで信じられないドラマを見ながら
ビールを飲んで彼のことを追悼したいと思います。
未だに事実として受け止めきれていないので、やけ酒になってしまい
そうな気がします。
とって悲しいニュースが入ってきました。
かつて、世界で戦い、多くのファンに愛されたラルフ・ヴァルドマンが
51歳の若さで亡くなりました。
https://www.gpone.com/it/2018/03/11/news/si-e-spento-improvvisamente-ralf-waldmann.html
私とラルフとの出会いは96年のインドネシアのジャカルタの空港でのことでした。
空港の到着ロビーに着くとHBのカラーリングのシャツを着たチームスタッフ
の中にラルフ・ヴァルドマンはいました。
初めて声を掛けると、丁寧に応対してくれて、彼と会話を弾ませていた
ところにアプリリアのエンジニアがやってきて、私がイタリア語で対応すると
ひどく驚いていました。
その二週間後の鈴鹿のレース。名古屋人の私にとっていわばホームレース
と呼べるところで再会して、すこし長く話すことができて、彼との距離が
近くなったことを実感していました。
彼が走っていた時代の250ccクラスの激闘は凄まじいもので、メーカーが
ホンダ、ヤマハ、アプリリアの三メーカーの高いレベルの速さに
マックス・ビアッジ、原田哲也、岡田忠之、オリビエ・ジャックといった
勝てるライダーが世界の頂上を目指して凄まじいバトルをしていました。
上記のライダーでオリビエ・ジャックと私は近い関係にあり、それ故に
ちょっと距離を感じた時期もありましたが、彼は常に紳士的であり、
いい奴だなぁと思っていました。
ライダー生活を終えて、彼はチームスタッフという立場や衛星放送の
解説者としてサーキットにやってくるようになっても、彼の静かな微笑みと
人間性は変わらないままでした。
彼のそばにはマネージャーのディター・スタペルト氏がいて、二人が
いる空間には非常に戦いの場ではあるものの、そこにはオンとオフを
しっかりわけて、リラックスする時はにこやかな笑いがあふれていました。
そのディター・スタペルトが亡くなり、そして、今度はラルフが何と
51歳の若さでこの世から旅立ってしまいました。
今日は彼の125での初優勝や250の鈴鹿でホンダHBジャーマニー
を走らせての大波乱の優勝。そして、彼の最後の250ccクラスでの
マールボロアプリリアジャーマニーで信じられないドラマを見ながら
ビールを飲んで彼のことを追悼したいと思います。
未だに事実として受け止めきれていないので、やけ酒になってしまい
そうな気がします。
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