日曜の午後もマルコ・メランドリ。素晴らしいドゥカティスタの週末。
2018年2月25日 スポーツ
土曜の午後のレース1の後の重く、長いミーティング。全てのライダーと
チームマネージャーがサーキットの路面温度やグリップ力に起因する
問題で頭を悩ます中で出された結論はフラッグトゥフラッグというレース中に
タイヤ交換を義務付けるレースにするものであり、これがどういったことを
起こすのか。サーキットには美しいファンタジィも醜いリアリティも存在
しますが、特殊なレース環境を多少の不満を持ちながらも受け入れて
レースは始まりました。
スタートからレース中盤までは各ライダーがひしめき合う大混戦。
そんな中で二人のレアとサイクスの二人のカワサキ勢とファクトリードゥカティ
のメランドリとデービス。そして、サテライトでありながら速さを発揮する
ハビ・フォレスとホンダのキャミアーの快足ぶりが目立つ展開になりました。
そこから後半になるにつれて、優勝争いはサテライト体制ながら俊足
ぶりを見せるバルナレーシングドゥカティのフォレスと二人のカワサキ、
そしてファクトリードゥカティを駆るメランドリになりましたが、
恐らく、一番余裕を持って残り二ラップに勝負をかけることができたのが
マルコ・メランドリでした。
ジョナサン・レア、ハビ・フォレスとの残り二周の優勝争いのなかで
どの部分が勝っていて、どこが問題なく、ぶつかるようなリスクを避けながら
抜くことができるのかを後ろで走っていて、しっかりと観察して、勝負手を
持っていたのがマルコ・メランドリでした。
先行していたジョナサン・レアはもちろん、勝つために走っていたわけで
ディフェンステクニックも素晴らしくタフで難しいバトルとなりましたが
最終ラップの最終コーナーから抜け出して、長いストレートで横に出て
レアをコンマ0021秒差で刺しきって優勝。実に鮮やかな勝利でした。
この週末のダブルウィンというのは私のような立場の人にとってとても
嬉しいものであり、かつてのレースを思い出させてくれるものでもありました。
彼のダブルウィンというのはかつてもあり、12年のチェコのブルノ。
14年のマレーシアのセパンでも記録しています。
この二つのレースというのは私は現場にて見ていて、一緒に喜びを
分かち合ったのですが、この二大会、四レースともに終盤に勝負を賭けて
相手とぶつかることもなく、抜き去り相手の反撃を許さずに優勝した
レースでした。
マルコ・メランドリの得意なパターンで逆転を許したり、オーバーテイク
の際にリスクを少なくする戦法で勝ったという印象が強くあります。
今年もカワサキの二台が強いのかなと思われる中でマルコ・メランドリと
彼のドゥカティが強さを見せてくれる。あるいはメランドリが思い描いた
パターンのレース展開を可能とするバイクが用意されているというのは
喜ばしいことですね。
かつての彼の鮮やかな勝利を思い出しながら、今週末のダブルウィンを
喜んでいた私でした。
(写真は先述の12年のブルノ、14年のセパンでのものです。)
チームマネージャーがサーキットの路面温度やグリップ力に起因する
問題で頭を悩ます中で出された結論はフラッグトゥフラッグというレース中に
タイヤ交換を義務付けるレースにするものであり、これがどういったことを
起こすのか。サーキットには美しいファンタジィも醜いリアリティも存在
しますが、特殊なレース環境を多少の不満を持ちながらも受け入れて
レースは始まりました。
スタートからレース中盤までは各ライダーがひしめき合う大混戦。
そんな中で二人のレアとサイクスの二人のカワサキ勢とファクトリードゥカティ
のメランドリとデービス。そして、サテライトでありながら速さを発揮する
ハビ・フォレスとホンダのキャミアーの快足ぶりが目立つ展開になりました。
そこから後半になるにつれて、優勝争いはサテライト体制ながら俊足
ぶりを見せるバルナレーシングドゥカティのフォレスと二人のカワサキ、
そしてファクトリードゥカティを駆るメランドリになりましたが、
恐らく、一番余裕を持って残り二ラップに勝負をかけることができたのが
マルコ・メランドリでした。
ジョナサン・レア、ハビ・フォレスとの残り二周の優勝争いのなかで
どの部分が勝っていて、どこが問題なく、ぶつかるようなリスクを避けながら
抜くことができるのかを後ろで走っていて、しっかりと観察して、勝負手を
持っていたのがマルコ・メランドリでした。
先行していたジョナサン・レアはもちろん、勝つために走っていたわけで
ディフェンステクニックも素晴らしくタフで難しいバトルとなりましたが
最終ラップの最終コーナーから抜け出して、長いストレートで横に出て
レアをコンマ0021秒差で刺しきって優勝。実に鮮やかな勝利でした。
この週末のダブルウィンというのは私のような立場の人にとってとても
嬉しいものであり、かつてのレースを思い出させてくれるものでもありました。
彼のダブルウィンというのはかつてもあり、12年のチェコのブルノ。
14年のマレーシアのセパンでも記録しています。
この二つのレースというのは私は現場にて見ていて、一緒に喜びを
分かち合ったのですが、この二大会、四レースともに終盤に勝負を賭けて
相手とぶつかることもなく、抜き去り相手の反撃を許さずに優勝した
レースでした。
マルコ・メランドリの得意なパターンで逆転を許したり、オーバーテイク
の際にリスクを少なくする戦法で勝ったという印象が強くあります。
今年もカワサキの二台が強いのかなと思われる中でマルコ・メランドリと
彼のドゥカティが強さを見せてくれる。あるいはメランドリが思い描いた
パターンのレース展開を可能とするバイクが用意されているというのは
喜ばしいことですね。
かつての彼の鮮やかな勝利を思い出しながら、今週末のダブルウィンを
喜んでいた私でした。
(写真は先述の12年のブルノ、14年のセパンでのものです。)
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