ハフィス・シャーリン、モンスターテック3ヤマハと契約。
2018年2月22日 スポーツ ヨナス・フォルガーの体調面での問題で休養となり、誰が今シーズン
走るのかと喧々諤々となっていましたが、テストセッションを経て、
ハフィス・シャーリンがチームと契約。今シーズンは彼が走ることになりました。
http://www.crash.net/motogp/news/889887/1/syahrin-confirmed-tech3-yamaha-2018
私としては現在、浪人しているライダーで220馬力のマシンを走らせる
能力があるライダーは何人か浮かびました。
ロベルト・ロルフォ、ダビデ・ジュリアーノといったビッグマシンを
走らせた経験があり、様々な事情で浪人となっていたライダーを選択する
のかなと思いましたが、チームの代表のエルベ・ポンシャラルはマレーシア人
で昨年までMoto2クラスを走っていて、今年の契約もまとまっていた
ハフィス・シャーリンを選びました。
まぁ、この裏には色々な思惑や狙いがあったと思いますね。
ここのところ、あまりポンシャラルは口にしなかったのですが、あのチームは
ずっとお金がないことを公言していました。
唯一の『スポンサー関連で気楽になれたシーズンオフ』というのは
オリビエ・ジャックがチャンピオンになり、中野真矢が二位になったシーズン
直後にフィリップモーリスが継続的な支援を申し出て、キャメル、ウェスト
タバコも交渉に乗り込んできた時だった。と話していました。
逆に言えば、それ以外のシーズンオフは苦労してきて、一時期、しわが
急に増えたなと思えた時期もありました。
まぁ、彼に限らず、多くのチームで企業規模の大きい会社が広告面積
が大きいビッグスポンサーとしてついていても、支払われている額がビッグ
であることもあれば、私が聞いてみて小額にひどく驚くこともあります。
また、MotoGPクラスがタイヤがワンメイクでなかったときにミシュラン
が優勢でブリヂストンが強くなってくる時期にテック3はダンロップを
選択して、マシンがダンロップのフルカラーになっていたことがありました。
その時のポンシャラルは30万ユーロを払って、ミシュランを選ぶのか
50万ユーロをもらってマシンをダンロップカラーにして、現物も当然
支給してもらい、チームやライダーが好むタイヤを開発してもらい
独占的にライダーが乗りやすくて、高い戦闘力のタイヤを独り占めしようという
狙いがありました。
そういったここまでの言動やタイヤメーカーの選択を見ていると、
エルベ・ポンシャラルが一定以上のライダーの能力があれば、ライダー
がマレーシアマネーを持ってきてくれるとか、今後スポンサーが
就くかもしれないとか、現行のスポンサーとバッティングしないとか
現在のメインスポンサーのモンスタードリンクやヤマハにとって
マーケットとして好ましい国籍なり民族であるといったことも判断材料
になっていることでしょう。
何人か採用にあたって候補者がいた時に何ももたらさない、持ち込めない
現行のスポンサーにとってメリットがないライダーよりも同等の能力が
あれば持参金やスポンサーを持ち込んでくれたり、スポンサーやメーカーに
受けがいい方を選ぶのは当然だと思います。
また、統括団体としてはマレーシア人が最高峰クラスに加わるということで
マレーシアグランプリが盛り上がったり、サーキットやテレビ放映権など
の部分でプラスになることも考えられます。
個人的には前述のロベルト・ロルフォやダビデ・ジュリアーノといった
古くから付き合いがあり、ビッグバイクを乗りこなす才能を持っている人が
走って欲しいという思いがありますが、この二人の名前が出なかったという
のは前年のパフォーマンスをチーム関係者が評価していなかったり、これ以上
イタリア人がいてもファンを食い合うだけだという判断があったりしたの
かもしれません。
色々な思惑や狙いがあるなかでハフィス・シャーリンがモンスターテック3
ヤマハと契約しました。私の中の思いとしてはチームの思いや野望があり、
ライダーはいい条件や走りたいカテゴリーがあり、そこに大人の世界の
欲望がうごめき、それぞれが最良の選択を目指して合意に達したものだと
考えています。
貴族やお金持ちの遊びという土壌からヨーロッパから発生したモーター
スポーツの最高峰クラスでライダーの分布が大多数のヨーロッパ、アメリカ、
オーストラリア人のキリスト教信者とわずかな日本人の仏教徒だったのですが
世界選手権であれば、陸上競技のように五大陸からライダーが現れても
いいわけだし、イスラム教徒がキリスト教徒や仏教徒をぶち抜いて勝者と
なってもいいのですが、そういったことがほんの一部の例外
(ケナン・ソフォーグルがヨーロッパ人ライダーと日本人ライダーの藤原
と戦っていたシーズン)を除いてなかった。
お金がかかるスポーツで色々な思惑がうごめきながら、ハフィス・シャーリン
は最高峰クラスにやってきました。彼がいることである意味、リアル
ワールドチャンピオンシップスと呼べるような形に近づくことになりました。
彼の今シーズンがどんなことになるのか見守りたいと思います。
走るのかと喧々諤々となっていましたが、テストセッションを経て、
ハフィス・シャーリンがチームと契約。今シーズンは彼が走ることになりました。
http://www.crash.net/motogp/news/889887/1/syahrin-confirmed-tech3-yamaha-2018
私としては現在、浪人しているライダーで220馬力のマシンを走らせる
能力があるライダーは何人か浮かびました。
ロベルト・ロルフォ、ダビデ・ジュリアーノといったビッグマシンを
走らせた経験があり、様々な事情で浪人となっていたライダーを選択する
のかなと思いましたが、チームの代表のエルベ・ポンシャラルはマレーシア人
で昨年までMoto2クラスを走っていて、今年の契約もまとまっていた
ハフィス・シャーリンを選びました。
まぁ、この裏には色々な思惑や狙いがあったと思いますね。
ここのところ、あまりポンシャラルは口にしなかったのですが、あのチームは
ずっとお金がないことを公言していました。
唯一の『スポンサー関連で気楽になれたシーズンオフ』というのは
オリビエ・ジャックがチャンピオンになり、中野真矢が二位になったシーズン
直後にフィリップモーリスが継続的な支援を申し出て、キャメル、ウェスト
タバコも交渉に乗り込んできた時だった。と話していました。
逆に言えば、それ以外のシーズンオフは苦労してきて、一時期、しわが
急に増えたなと思えた時期もありました。
まぁ、彼に限らず、多くのチームで企業規模の大きい会社が広告面積
が大きいビッグスポンサーとしてついていても、支払われている額がビッグ
であることもあれば、私が聞いてみて小額にひどく驚くこともあります。
また、MotoGPクラスがタイヤがワンメイクでなかったときにミシュラン
が優勢でブリヂストンが強くなってくる時期にテック3はダンロップを
選択して、マシンがダンロップのフルカラーになっていたことがありました。
その時のポンシャラルは30万ユーロを払って、ミシュランを選ぶのか
50万ユーロをもらってマシンをダンロップカラーにして、現物も当然
支給してもらい、チームやライダーが好むタイヤを開発してもらい
独占的にライダーが乗りやすくて、高い戦闘力のタイヤを独り占めしようという
狙いがありました。
そういったここまでの言動やタイヤメーカーの選択を見ていると、
エルベ・ポンシャラルが一定以上のライダーの能力があれば、ライダー
がマレーシアマネーを持ってきてくれるとか、今後スポンサーが
就くかもしれないとか、現行のスポンサーとバッティングしないとか
現在のメインスポンサーのモンスタードリンクやヤマハにとって
マーケットとして好ましい国籍なり民族であるといったことも判断材料
になっていることでしょう。
何人か採用にあたって候補者がいた時に何ももたらさない、持ち込めない
現行のスポンサーにとってメリットがないライダーよりも同等の能力が
あれば持参金やスポンサーを持ち込んでくれたり、スポンサーやメーカーに
受けがいい方を選ぶのは当然だと思います。
また、統括団体としてはマレーシア人が最高峰クラスに加わるということで
マレーシアグランプリが盛り上がったり、サーキットやテレビ放映権など
の部分でプラスになることも考えられます。
個人的には前述のロベルト・ロルフォやダビデ・ジュリアーノといった
古くから付き合いがあり、ビッグバイクを乗りこなす才能を持っている人が
走って欲しいという思いがありますが、この二人の名前が出なかったという
のは前年のパフォーマンスをチーム関係者が評価していなかったり、これ以上
イタリア人がいてもファンを食い合うだけだという判断があったりしたの
かもしれません。
色々な思惑や狙いがあるなかでハフィス・シャーリンがモンスターテック3
ヤマハと契約しました。私の中の思いとしてはチームの思いや野望があり、
ライダーはいい条件や走りたいカテゴリーがあり、そこに大人の世界の
欲望がうごめき、それぞれが最良の選択を目指して合意に達したものだと
考えています。
貴族やお金持ちの遊びという土壌からヨーロッパから発生したモーター
スポーツの最高峰クラスでライダーの分布が大多数のヨーロッパ、アメリカ、
オーストラリア人のキリスト教信者とわずかな日本人の仏教徒だったのですが
世界選手権であれば、陸上競技のように五大陸からライダーが現れても
いいわけだし、イスラム教徒がキリスト教徒や仏教徒をぶち抜いて勝者と
なってもいいのですが、そういったことがほんの一部の例外
(ケナン・ソフォーグルがヨーロッパ人ライダーと日本人ライダーの藤原
と戦っていたシーズン)を除いてなかった。
お金がかかるスポーツで色々な思惑がうごめきながら、ハフィス・シャーリン
は最高峰クラスにやってきました。彼がいることである意味、リアル
ワールドチャンピオンシップスと呼べるような形に近づくことになりました。
彼の今シーズンがどんなことになるのか見守りたいと思います。
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