2017 MotoGP日本グランプリどたばた日記。その三。
2017年10月21日 スポーツ 例によって吉野家に行って、牛丼を購入して待ち合わせ場所に。
最新の天気予報は雨。ホテルのロビーで待っているところにやってきたのが
ドゥカティのクルー。ダビデ・タルドッチィが私を見つけて、挨拶をしてくれた
ので私が『どんな天気でも勝ったり、いい走りができたらライダーにとっても
チームにとってもいい天気ということになるのだが、空が泣いたときにボルゴパニガーレの船に乗るフォルリベーゼのライダーは笑うのかね。』というと『そう願いたいね』と返事をしてくれた。
マウリッツィオ、ステーファノ、ロレンツォと合流してサーキットへ出発。
やはり話の話題は雨のこと。個人的には何年か前にもてぎの現場は何とか走れる
状況だったが、獨協大学病院周辺とそこからもてぎへのルートが豪雨と雨雲
でドクターはヘリコプターに着座していてもドクターヘリが飛ばなくて、
丸一日キャンセルになった時のような状況にならないのかが心配だったりする。
サーキットに到着。前日に会えなかった連中に会えなかった人に顔を合わせて
おきたいなと思って、パドックをうろうろと歩く。
Moto3のチームが固まっているエリアに行って、marinelli rivacold snipers
チームのステーファノ・べドンと話す。今回、彼が来日する前に、私が
考えていること、興味を持って動こうとしていることを話す。
彼自身、チームマネージャーとしてのキャリアは短いがチームLCRで
ルーチョ・チェッキネッロの右腕として、小さなチーム、予算規模の限られた
組織でいかに効率よく、スポンサーやメーカー、現物支給してくれる企業
といい関係性を持つために尽力してきたわけで、その彼と来季以降の
チームあるいはライダーに供給メーカーが話を持ってきたら、どういう対応を
してくれるのかなどを尋ねる。
結論からすると、彼のチームに関しては先月の三週目がチームとしても
チームが契約しているライダーに関しても交渉の最終期限であり、最終
決定をすでにして、残念ながら新規に他の供給メーカーなりスポンサー
が入っていくのはバイクの部品メーカーに限られるということだった。
残念だとは思うが、同時に彼はその先のシーズンなり、現在、世界選手権
にいないが、ここにやってくる予定のイタリア選手権やスペイン選手権、
イギリス選手権やドイツ選手権を戦っているライダーなら可能性はある
などと話してくれた。
彼と別れて、歩いているとスピードアップのマネージャーの
ルカ・ボスコスクーロ、ライダーのシモーネ・コルシと会う。
ボスコスクーロからいつも98年のフランスグランプリの話になる。
一番近いバス停から必死こいて歩いていた時に彼がピックアップしてくれた
のだが、あれはすごい印象に残っているようで、いつも何かの際にこの話題に
なる。
そんなこともあって、公共交通でいけないサーキットというのは本当に
嫌だなと思う。
AGVの仮設オフィスに戻ると姿を現したのがダビデ・ブレガ。今回の
Moto3のポールポジションが彼の息子のニコロ・ブレガ。
ニコロが初めてサーキットにやって来たのが日本で開催されたスーパーバイク
世界選手権で父親がヤマハのR6でスーパースポート世界選手権で走っていた
時。その日本でニコロがポールポジションスタートで優勝するということに
なったらブレガ家の過去と現在が鮮やかに絡みつくことになる。
土曜日に一番速かったライダーがどんな走りをするのか、昔からブレガ家
と近い関係を有している私としては気になるわけで、ついついダビデ・ブレガ
とは長い話になる。
Moto3のウォームアップが始まるが、これがオイルをコース上にぶちまけて
レッドフラッグ。そして、修復に思いのほか長くかかる。
でもって、雨が強くなっているので何をしているかというと私は秋華賞の
予想。まぁ、人間も馬も女性のことを理解するのはそうとう難しいので、
ジョッキーで選ぶことが多いのだが、サーキットで荒れた路面状況で戦闘力の
劣るマシンを操るライダーが好成績を残るのだろうかと午後のレースの
ことを考える。
レースに関しては全てのクラスが美しいファンタジィと醜いリアリティが
絡み合い面白いものであったが、一番面白かったのはMotoGPのバトルでしたね。
私とアンドレア・ドヴィツィオーゾはイタリア選手権時代からの長い付き合い
なので、今年のシーズンは楽しく見ているし、このもてぎでの優勝は彼の
ベストレースではないかと思えるものだった。
ドゥカティのピットはお祭り騒ぎ。勝って欲しいと常にスタッフは思って
いるのだが、勝てる可能性が低いのではないか。そんな中で素晴らしいバトル
で鮮やかに勝ちきったわけで今回の勝利は単なる一勝ではなくて、シーズンの
流れを変える大きな意味があったと思う。
もてぎで何かが生まれて、残り三戦にどんなことが始まるのか世界中の
レースファンが想像するようなそんなレースウィーク。疲れたが楽しい日曜日だった。
最新の天気予報は雨。ホテルのロビーで待っているところにやってきたのが
ドゥカティのクルー。ダビデ・タルドッチィが私を見つけて、挨拶をしてくれた
ので私が『どんな天気でも勝ったり、いい走りができたらライダーにとっても
チームにとってもいい天気ということになるのだが、空が泣いたときにボルゴパニガーレの船に乗るフォルリベーゼのライダーは笑うのかね。』というと『そう願いたいね』と返事をしてくれた。
マウリッツィオ、ステーファノ、ロレンツォと合流してサーキットへ出発。
やはり話の話題は雨のこと。個人的には何年か前にもてぎの現場は何とか走れる
状況だったが、獨協大学病院周辺とそこからもてぎへのルートが豪雨と雨雲
でドクターはヘリコプターに着座していてもドクターヘリが飛ばなくて、
丸一日キャンセルになった時のような状況にならないのかが心配だったりする。
サーキットに到着。前日に会えなかった連中に会えなかった人に顔を合わせて
おきたいなと思って、パドックをうろうろと歩く。
Moto3のチームが固まっているエリアに行って、marinelli rivacold snipers
チームのステーファノ・べドンと話す。今回、彼が来日する前に、私が
考えていること、興味を持って動こうとしていることを話す。
彼自身、チームマネージャーとしてのキャリアは短いがチームLCRで
ルーチョ・チェッキネッロの右腕として、小さなチーム、予算規模の限られた
組織でいかに効率よく、スポンサーやメーカー、現物支給してくれる企業
といい関係性を持つために尽力してきたわけで、その彼と来季以降の
チームあるいはライダーに供給メーカーが話を持ってきたら、どういう対応を
してくれるのかなどを尋ねる。
結論からすると、彼のチームに関しては先月の三週目がチームとしても
チームが契約しているライダーに関しても交渉の最終期限であり、最終
決定をすでにして、残念ながら新規に他の供給メーカーなりスポンサー
が入っていくのはバイクの部品メーカーに限られるということだった。
残念だとは思うが、同時に彼はその先のシーズンなり、現在、世界選手権
にいないが、ここにやってくる予定のイタリア選手権やスペイン選手権、
イギリス選手権やドイツ選手権を戦っているライダーなら可能性はある
などと話してくれた。
彼と別れて、歩いているとスピードアップのマネージャーの
ルカ・ボスコスクーロ、ライダーのシモーネ・コルシと会う。
ボスコスクーロからいつも98年のフランスグランプリの話になる。
一番近いバス停から必死こいて歩いていた時に彼がピックアップしてくれた
のだが、あれはすごい印象に残っているようで、いつも何かの際にこの話題に
なる。
そんなこともあって、公共交通でいけないサーキットというのは本当に
嫌だなと思う。
AGVの仮設オフィスに戻ると姿を現したのがダビデ・ブレガ。今回の
Moto3のポールポジションが彼の息子のニコロ・ブレガ。
ニコロが初めてサーキットにやって来たのが日本で開催されたスーパーバイク
世界選手権で父親がヤマハのR6でスーパースポート世界選手権で走っていた
時。その日本でニコロがポールポジションスタートで優勝するということに
なったらブレガ家の過去と現在が鮮やかに絡みつくことになる。
土曜日に一番速かったライダーがどんな走りをするのか、昔からブレガ家
と近い関係を有している私としては気になるわけで、ついついダビデ・ブレガ
とは長い話になる。
Moto3のウォームアップが始まるが、これがオイルをコース上にぶちまけて
レッドフラッグ。そして、修復に思いのほか長くかかる。
でもって、雨が強くなっているので何をしているかというと私は秋華賞の
予想。まぁ、人間も馬も女性のことを理解するのはそうとう難しいので、
ジョッキーで選ぶことが多いのだが、サーキットで荒れた路面状況で戦闘力の
劣るマシンを操るライダーが好成績を残るのだろうかと午後のレースの
ことを考える。
レースに関しては全てのクラスが美しいファンタジィと醜いリアリティが
絡み合い面白いものであったが、一番面白かったのはMotoGPのバトルでしたね。
私とアンドレア・ドヴィツィオーゾはイタリア選手権時代からの長い付き合い
なので、今年のシーズンは楽しく見ているし、このもてぎでの優勝は彼の
ベストレースではないかと思えるものだった。
ドゥカティのピットはお祭り騒ぎ。勝って欲しいと常にスタッフは思って
いるのだが、勝てる可能性が低いのではないか。そんな中で素晴らしいバトル
で鮮やかに勝ちきったわけで今回の勝利は単なる一勝ではなくて、シーズンの
流れを変える大きな意味があったと思う。
もてぎで何かが生まれて、残り三戦にどんなことが始まるのか世界中の
レースファンが想像するようなそんなレースウィーク。疲れたが楽しい日曜日だった。
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