2016MotoGP日本グランプリドタバタ日記その一。
2016年10月13日 スポーツ 9時に約束したAGVヘルメットのマウリツィオとダイネーゼのステーファノ&ロレンツォ
に会いに行く。待っているところにやって来たのが今年、バレンティーノ・ロッシの
コーチ兼コーディネーターのルカ・カダローラ。私にとってはかなり久しぶりの再会と
なり、うだうだと今年のシーズンのことを話す。
AGV&ダイネーゼのスタッフがやって来て、車中の人となりモテギへと向かう。
車中の話題というのは今週末のこのモテギのこともあるが、スーパーバイク世界選手権
のスペインも気になる。マウリツィオの息子のルカ・ビターリはストック1000選手権
で走っているが、お金をもらって乗るレベルに達しておらず、払って乗るチャンスや
契約を得ているが、イタリアの小さなチームのことで払った、もらっていない、私の
ところに届いていないなどのことがあるようで走る前にやることが多いようだ。
ライダーマーケットというのが気になるが、ダイネーゼのステーファノにとって
気がかりなのがダビデ・ジュリアーノの来季のこと。これは私も大変気にしていること
であり、このレースウィーク中に色々なチームやメーカーと話し合いを持つのだろうが
今のレース界のことなのでお金を持ち込んでくれないライダーが浪人になる
可能性が高い。彼がファクトリーチームのアルバドゥカティを離れるとなると可能性が
あるのはMoto2かブリティッシュスーパーバイク選手権ということになるようで
私はダビデのことは彼がカワサキのストック600で走っていた童貞だったころから
知っているので、才能はあるが運がない彼がステップダウンするのは非常に
残念な思いを抱く。
そんなこんなライダーマーケットのことを話しているうちにモテギに到着。
パーキングエリアからパドックへ行くシャトルバスに乗ったところにジョバンニ・サンディ
が登場。バス内で、そして、バスを降りてパドックに行く間、息子のフェデリコ・サンディ
の活動に関して話す。
今季のフェデリコ・サンディはチームとの話がまとまらず、スポット参戦に終わっていて
年間を通して走ることができていない。来季に関しても色々と話はしているが、まだ
決定もしていなくて、発表もできないとのこと。
そこで思ったのは、私がかつて新垣敏之さんと話していたことで、鈴鹿8耐の
時にライダーを選ぶ時に国籍や民族はこだわりがないが、ライダーのスキルや
経験は問いたいということで具体的にはずっと同じメーカーのバイク、サスペンション、
タイヤで走っていて、他社になるとアジャストできないというのはまずくて、
色々なメーカーのマシンやサスペンション、タイヤを経験していて、真夏の鈴鹿を
走る体力があって、同じ週に出走しなければいけないレースがなくて日本に
やってこれるライダーが欲しいというもの。
その質問に対して、少し前までのシーズンだと鈴鹿8耐とイタリア選手権の
レースが同週開催だったからイタリア人ライダーを推奨できなかったが、ここ
数年は鈴鹿8耐とイタリア選手権のレースが重なっていないから、ピックアップ
したライダーの名前というのがロレンツォ・アルフォンシ、ロレンツォ・ランツィ、
ジャンルカ・ヴィッツィエッロ、パオロ・ブローラ、そして、フェデリコ・サンディ
というメンバー。
来季のフェデリコ・サンディがどの国の選手権でどのカテゴリーで走るかわか
らないが、スケジュールが空いていて、契約的な縛りがないのであれば、ぜひ、
走るチャンスを与えたいし、オーガナイズしたいということを話すとかなりパパサンディ
は喜んでいた。できることならフェデリコ・サンディが鈴鹿8耐の出走というものが
現実化したいものである。個人的にはリッターバイクで一定以上のスペック及び
競争力のマシンであれば、フェデリコ・サンディとロレンツォ・アルフォンシの二人を
呼んで走らせてみたいと思う。
しばらくパドックをぶらぶらしていたところにニコロ・ブレガが登場。彼のことは
六ヶ月でベビーカーに乗って日本にやって来た時から知っているが、こうして
世界選手権のレベルになって来日してサーキットで会うというのは感慨深いものが
ある。
彼と話していたところにダビデ・ブレガ登場。久しぶりの再会である。このブログの
愛読者の方々はご存知のように彼とは彼がライダーとして走っていた時からの仲で
あり、チームマネージャーとしてライトスピードレーシングを率いていた時も密接な
関係にあった。立ち位置は変わっても、こうしてサーキットで再会できるというのは
嬉しいものだ。
その彼からランチを一緒に取ろうと言われて、ランチタイムになり、パドック内の
レストランで落ち合う。
ダビデと奥さんのナタリーと一緒に食事を取る。ニコロ・ブレガの今季の活躍は
非常に喜ばしいものだが、ダビデ・ブレガは息子の成績を予想以上のものだと
思っているが、私は実はもっていい成績を残せるはずだと思っている。
私がそう思う理由というのは昨年のスペイン選手権での走りと結果を見ていて
もっといいタイム、より良い順位で走れるのにという素直な思いを抱いているわけで
よくやっているが残念であると伝える。
ラーメンを食いながら、いいライダー、トップライダーやチャンピオンの持っている
共通項の話になり、同じミスをしなかったり、間違いに気がついたら、同じエラーを
繰り返さず、何をすべきか何を話すのかを理解して、それを実行するわけで
かなり昔の話だが、彼らがレッジョエミリア郊外のサンティラリオに住んでいて
私が彼らの家に行った時のことを話す。
二日続けて、あのでかい家に行った時に一日目にナタリーがイタリア料理を作って
くれた時。
何も言わずに静かにしているニコロ・ブレガ。その彼に料理が趣味の私が言ったのが
『お母さんは何を作るか考えている時、買い物をしている時間、そして、作っている
時に思っているのは子供がおいしいと思ってたくさん嬉しい顔をして食べてくれる
ことなんだよ。だから、おいしかったときはおいしいと言わないとお母さんは悲しむ
からね。もし、君のお母さんが料理ができなかったり、お父さんと喧嘩して台所
でストライキしたら、君とお父さんは餓死しちゃうからね。おいしかったときは
おいしいと言わないといけないよ。君がちゃんと思いを口にしたら、疲れも
吹っ飛ぶんだからね。』と言うと恥ずかしそうな顔をしながら小声で
ニコロが『おいしい』と言ったところ、ナタリーは『その言葉待っていたのよ。
これでレッドブルを飲まなくても莫大なエネルギーチャージができたから元気に
なったわ』などと言っていました。
でもって、その翌日、私がみりんや醤油などを持ち込んで作ったのが、親子丼、
肉じゃが、お好み焼き。
それらを食べて、ニコロ・ブレガが私に言ったのは
『yasu すごくおいしいよ。どれもみんな上手くて、大満足だよ』というものでした。
つまり、何が間違っていたのか、何が足りないのかを理解して、何をすべきか
何を言うべきなのかを小さい頃からニコロ・ブレガはわかっていて、それを私が
作った料理を食べた時にちゃんと言動に移すことができた。
ケナン・ソフォーグルがヤマハのR1でストック1000選手権でほぼほぼタイトルを
手にかけていながら、最終戦の最終ラップの最終コーナーで真っ直ぐ行ってしまい
大きな魚を逃した時に同じミス、エラーはしない。だから何をすべきか何を修正
するのかを勉強して実行に移したようなことをニコロ・ブレガはちゃんとやっている
と思うと話すとブレガ夫妻は昔を懐かしみながら喜んでいましたね。
続いて、『だから、ニコロの彼女が料理しても何も話さないというと何を意味
するのかわかるよね』と話すと、ブレガ夫妻は即否定。彼女はお金持ちの娘
で見た目を磨くために時間もエネルギーも費やすが料理は全くできないというか、
やったことがないらしい。
しばらくぶらぶらしてルカ・カダローラと顔を合わす。ブレガファミリーと会った
あとなので家族の話題になり、『君がライダー生活をしていた時に競り合っていた
マウリツィオ・ビターリやピエール・フランチェスコ・キリなどは息子がライダー生活を
送っているが、カダローラジュニアはライダーはやらないのか』と話すと二人の娘
にミニバイクで走らせたことがあるが、興味を抱かなかったらしい。
カダローラの話ではこれは少し寂しかったが、同時にホッとしたというか良かった
と思ったとのこと。今季のここまでのシーズンの話やバレンティーノ・ロッシの話題
の時と違って、明らかにお父さんの顔になっているのが明らかにわかりましたね。
上の娘がテニスをやっていて、これが趣味レベルではなくて、かなり世界を目指すため
にやっていて、下の娘はバレーを踊っているということで、テニスに関しては
私も色々とイタリア人のテニス業界人との繋がりやエピソードを話すとかなり
食いついてきて、どのジャンルでもプレイヤーのお父さんというのは必死になる
ものだと実感する。
そんなカダローラと話していたところにロリス・カピロッシ登場。何だか90年代の
サーキットを思い出してしばらく冗談の応酬。こんな時間が嬉しいものである。
エクトル・バルベラのファクトリードゥカティでの出走とトロイ・ベイリスの秘蔵っ子
がエクトルの走らせていたチームで走るという発表があり、イタリアのSKYの
インタビュー収録現場に出くわして、少しエクトルと話をする。まぁ、彼にとっては
大きなチャンスである。彼と笑顔で会話している、少し離れたところにいたのが
カルロ・ペルナット。
一年前と変わらない見た目だが、彼のiPhoneの待ち受け画面は孫の写真。
ここは大きく変わっている部分だと思う。
彼の担当しているアンドレア・イアンノーネの状況のついて少し聞く。
来週のフィリップアイランドには戻ってきたいし、穴があいたところで代役が活躍する
とまずい展開になるということで早期の復帰を望んでいるが、こればかりは
ドクターの判断次第だから、オーストラリア行きのチケットを買っても捨てる
可能性もあるということ。私とアンドレアとの関係性を知っているカルロ・ペルナット
氏なので割にフランクに話してくれているが、彼自身もドゥカティ内でバルカン政治
が発動したらまずいことは重々承知。急遽、イタリアのSKYのインタビューに答える
のもある意味、ライダーを思っての情報発信ということもあるが、ドゥカティに対する
牽制もあるのだろう。
久しく会っていなかった連中とうだうだ話したり、近況を報告しているうちに一日が
終了。今のところ天気も良さそうなので楽しいレースウィークとなりそうだ。
に会いに行く。待っているところにやって来たのが今年、バレンティーノ・ロッシの
コーチ兼コーディネーターのルカ・カダローラ。私にとってはかなり久しぶりの再会と
なり、うだうだと今年のシーズンのことを話す。
AGV&ダイネーゼのスタッフがやって来て、車中の人となりモテギへと向かう。
車中の話題というのは今週末のこのモテギのこともあるが、スーパーバイク世界選手権
のスペインも気になる。マウリツィオの息子のルカ・ビターリはストック1000選手権
で走っているが、お金をもらって乗るレベルに達しておらず、払って乗るチャンスや
契約を得ているが、イタリアの小さなチームのことで払った、もらっていない、私の
ところに届いていないなどのことがあるようで走る前にやることが多いようだ。
ライダーマーケットというのが気になるが、ダイネーゼのステーファノにとって
気がかりなのがダビデ・ジュリアーノの来季のこと。これは私も大変気にしていること
であり、このレースウィーク中に色々なチームやメーカーと話し合いを持つのだろうが
今のレース界のことなのでお金を持ち込んでくれないライダーが浪人になる
可能性が高い。彼がファクトリーチームのアルバドゥカティを離れるとなると可能性が
あるのはMoto2かブリティッシュスーパーバイク選手権ということになるようで
私はダビデのことは彼がカワサキのストック600で走っていた童貞だったころから
知っているので、才能はあるが運がない彼がステップダウンするのは非常に
残念な思いを抱く。
そんなこんなライダーマーケットのことを話しているうちにモテギに到着。
パーキングエリアからパドックへ行くシャトルバスに乗ったところにジョバンニ・サンディ
が登場。バス内で、そして、バスを降りてパドックに行く間、息子のフェデリコ・サンディ
の活動に関して話す。
今季のフェデリコ・サンディはチームとの話がまとまらず、スポット参戦に終わっていて
年間を通して走ることができていない。来季に関しても色々と話はしているが、まだ
決定もしていなくて、発表もできないとのこと。
そこで思ったのは、私がかつて新垣敏之さんと話していたことで、鈴鹿8耐の
時にライダーを選ぶ時に国籍や民族はこだわりがないが、ライダーのスキルや
経験は問いたいということで具体的にはずっと同じメーカーのバイク、サスペンション、
タイヤで走っていて、他社になるとアジャストできないというのはまずくて、
色々なメーカーのマシンやサスペンション、タイヤを経験していて、真夏の鈴鹿を
走る体力があって、同じ週に出走しなければいけないレースがなくて日本に
やってこれるライダーが欲しいというもの。
その質問に対して、少し前までのシーズンだと鈴鹿8耐とイタリア選手権の
レースが同週開催だったからイタリア人ライダーを推奨できなかったが、ここ
数年は鈴鹿8耐とイタリア選手権のレースが重なっていないから、ピックアップ
したライダーの名前というのがロレンツォ・アルフォンシ、ロレンツォ・ランツィ、
ジャンルカ・ヴィッツィエッロ、パオロ・ブローラ、そして、フェデリコ・サンディ
というメンバー。
来季のフェデリコ・サンディがどの国の選手権でどのカテゴリーで走るかわか
らないが、スケジュールが空いていて、契約的な縛りがないのであれば、ぜひ、
走るチャンスを与えたいし、オーガナイズしたいということを話すとかなりパパサンディ
は喜んでいた。できることならフェデリコ・サンディが鈴鹿8耐の出走というものが
現実化したいものである。個人的にはリッターバイクで一定以上のスペック及び
競争力のマシンであれば、フェデリコ・サンディとロレンツォ・アルフォンシの二人を
呼んで走らせてみたいと思う。
しばらくパドックをぶらぶらしていたところにニコロ・ブレガが登場。彼のことは
六ヶ月でベビーカーに乗って日本にやって来た時から知っているが、こうして
世界選手権のレベルになって来日してサーキットで会うというのは感慨深いものが
ある。
彼と話していたところにダビデ・ブレガ登場。久しぶりの再会である。このブログの
愛読者の方々はご存知のように彼とは彼がライダーとして走っていた時からの仲で
あり、チームマネージャーとしてライトスピードレーシングを率いていた時も密接な
関係にあった。立ち位置は変わっても、こうしてサーキットで再会できるというのは
嬉しいものだ。
その彼からランチを一緒に取ろうと言われて、ランチタイムになり、パドック内の
レストランで落ち合う。
ダビデと奥さんのナタリーと一緒に食事を取る。ニコロ・ブレガの今季の活躍は
非常に喜ばしいものだが、ダビデ・ブレガは息子の成績を予想以上のものだと
思っているが、私は実はもっていい成績を残せるはずだと思っている。
私がそう思う理由というのは昨年のスペイン選手権での走りと結果を見ていて
もっといいタイム、より良い順位で走れるのにという素直な思いを抱いているわけで
よくやっているが残念であると伝える。
ラーメンを食いながら、いいライダー、トップライダーやチャンピオンの持っている
共通項の話になり、同じミスをしなかったり、間違いに気がついたら、同じエラーを
繰り返さず、何をすべきか何を話すのかを理解して、それを実行するわけで
かなり昔の話だが、彼らがレッジョエミリア郊外のサンティラリオに住んでいて
私が彼らの家に行った時のことを話す。
二日続けて、あのでかい家に行った時に一日目にナタリーがイタリア料理を作って
くれた時。
何も言わずに静かにしているニコロ・ブレガ。その彼に料理が趣味の私が言ったのが
『お母さんは何を作るか考えている時、買い物をしている時間、そして、作っている
時に思っているのは子供がおいしいと思ってたくさん嬉しい顔をして食べてくれる
ことなんだよ。だから、おいしかったときはおいしいと言わないとお母さんは悲しむ
からね。もし、君のお母さんが料理ができなかったり、お父さんと喧嘩して台所
でストライキしたら、君とお父さんは餓死しちゃうからね。おいしかったときは
おいしいと言わないといけないよ。君がちゃんと思いを口にしたら、疲れも
吹っ飛ぶんだからね。』と言うと恥ずかしそうな顔をしながら小声で
ニコロが『おいしい』と言ったところ、ナタリーは『その言葉待っていたのよ。
これでレッドブルを飲まなくても莫大なエネルギーチャージができたから元気に
なったわ』などと言っていました。
でもって、その翌日、私がみりんや醤油などを持ち込んで作ったのが、親子丼、
肉じゃが、お好み焼き。
それらを食べて、ニコロ・ブレガが私に言ったのは
『yasu すごくおいしいよ。どれもみんな上手くて、大満足だよ』というものでした。
つまり、何が間違っていたのか、何が足りないのかを理解して、何をすべきか
何を言うべきなのかを小さい頃からニコロ・ブレガはわかっていて、それを私が
作った料理を食べた時にちゃんと言動に移すことができた。
ケナン・ソフォーグルがヤマハのR1でストック1000選手権でほぼほぼタイトルを
手にかけていながら、最終戦の最終ラップの最終コーナーで真っ直ぐ行ってしまい
大きな魚を逃した時に同じミス、エラーはしない。だから何をすべきか何を修正
するのかを勉強して実行に移したようなことをニコロ・ブレガはちゃんとやっている
と思うと話すとブレガ夫妻は昔を懐かしみながら喜んでいましたね。
続いて、『だから、ニコロの彼女が料理しても何も話さないというと何を意味
するのかわかるよね』と話すと、ブレガ夫妻は即否定。彼女はお金持ちの娘
で見た目を磨くために時間もエネルギーも費やすが料理は全くできないというか、
やったことがないらしい。
しばらくぶらぶらしてルカ・カダローラと顔を合わす。ブレガファミリーと会った
あとなので家族の話題になり、『君がライダー生活をしていた時に競り合っていた
マウリツィオ・ビターリやピエール・フランチェスコ・キリなどは息子がライダー生活を
送っているが、カダローラジュニアはライダーはやらないのか』と話すと二人の娘
にミニバイクで走らせたことがあるが、興味を抱かなかったらしい。
カダローラの話ではこれは少し寂しかったが、同時にホッとしたというか良かった
と思ったとのこと。今季のここまでのシーズンの話やバレンティーノ・ロッシの話題
の時と違って、明らかにお父さんの顔になっているのが明らかにわかりましたね。
上の娘がテニスをやっていて、これが趣味レベルではなくて、かなり世界を目指すため
にやっていて、下の娘はバレーを踊っているということで、テニスに関しては
私も色々とイタリア人のテニス業界人との繋がりやエピソードを話すとかなり
食いついてきて、どのジャンルでもプレイヤーのお父さんというのは必死になる
ものだと実感する。
そんなカダローラと話していたところにロリス・カピロッシ登場。何だか90年代の
サーキットを思い出してしばらく冗談の応酬。こんな時間が嬉しいものである。
エクトル・バルベラのファクトリードゥカティでの出走とトロイ・ベイリスの秘蔵っ子
がエクトルの走らせていたチームで走るという発表があり、イタリアのSKYの
インタビュー収録現場に出くわして、少しエクトルと話をする。まぁ、彼にとっては
大きなチャンスである。彼と笑顔で会話している、少し離れたところにいたのが
カルロ・ペルナット。
一年前と変わらない見た目だが、彼のiPhoneの待ち受け画面は孫の写真。
ここは大きく変わっている部分だと思う。
彼の担当しているアンドレア・イアンノーネの状況のついて少し聞く。
来週のフィリップアイランドには戻ってきたいし、穴があいたところで代役が活躍する
とまずい展開になるということで早期の復帰を望んでいるが、こればかりは
ドクターの判断次第だから、オーストラリア行きのチケットを買っても捨てる
可能性もあるということ。私とアンドレアとの関係性を知っているカルロ・ペルナット
氏なので割にフランクに話してくれているが、彼自身もドゥカティ内でバルカン政治
が発動したらまずいことは重々承知。急遽、イタリアのSKYのインタビューに答える
のもある意味、ライダーを思っての情報発信ということもあるが、ドゥカティに対する
牽制もあるのだろう。
久しく会っていなかった連中とうだうだ話したり、近況を報告しているうちに一日が
終了。今のところ天気も良さそうなので楽しいレースウィークとなりそうだ。
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