世界中のレースファンが信じて疑わなかったトヨタの初優勝が残り3分ほどで
幻になりました。
http://www.as-web.jp/sports-car/24495?cx_art=related

 日本語には色々な表現がありますが、日本時間の日曜日の夜ほど
『逃した魚が大きい』と『棚からぼたもち』という言葉を考えたことはなかったですね。

 トヨタ陣営にとっては必勝体制で臨み、レースのほとんどを支配していて、
ほぼ初優勝を手にかけていた。しかし、チェッカードフラッグを受けるまではレースは
終わらないし、成績は確定しない。

 まぁ、トラブルの原因は今のところわからない。しかし、成功体験よりも失敗体験
の方が教科書になるのでしょうが、この逃した魚を得るためにトヨタは更に進化や
開発を進めるのでしょう。

 ポルシェにとってはマティアス・ミューラー氏が見守る望外の喜びとなった優勝ですが
とんでもないタナボタでした。しかし、このタナボタもぼたもちを獲得するには
適正な場所と時間にいなければ得られないものです。

 ポルシェがトヨタを追いかけ回して、セーフティーマージンを築かせなかった。
そして、二位にいたから、トップのトヨタに何かが起きたらトップに立てる状態に
あったから得られた栄光だったと思います。ポルシェは勝者に値すると思います。

 まぁ、それにしても世界中のレースファンが色々なことを考えた一日だったと思います。

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