ダカールラリーを後追いで見ていましたが、勝ち運があり、勝ち方を
知っているというのはこういうことを言うのかなと思いましたね。
ステファン・ペテランセルがプジョーを走らせて、何と六度目の優勝です。
www.youtube.com/watch?v=Aob5f2BAGdo

 まぁ、全てのドライバー、エンジニア、メカニック、チームスタッフが
勝つことを考えて参戦して、最終日に笑うために努力するのでしょうが
ダカールラリーには美しいファンタジーもありますが醜いリアリティもある。

 できることとできないことをしっかりと判断してプッシュするところと抑える
部分を考えながら、マシンの調子、路面というか砂漠の状況を理解しながら
慎重さと大胆さを併せ持って走る。

 今回のダカールラリーはペテランセルの勝利は難しいかとも思える局面も
あったと思いますが、ライバルの脱落もあり、後半はライバルがいない状況で
鮮やかに勝ち切った。

 このフランス人はバイクでも優勝して、こうして車でも栄冠をつかむ。
このタフなレースに勝つように見えざる手に導かれるように勝利しました。

 あんな過酷なレースにこうしてまたしても勝ってしまうというのは何とも言えない
ものがありますね。ドライバーの能力もマシンやチームの実力もトップレベルなん
でしょうが、それ以外の勝負運というものも強く持っている気がします。

 今回の優勝は彼にとってもプジョーにとっても非常に大きな意味のある優勝
だったと思います。南フランスでも寒い今の時期に暑そうな映像を見ながら
喜んだフランス人は多かったことでしょう。

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