2016年のシーズンを開発でのスケジュールに充てて、2017年からMotoGPクラスに
参戦を決めているKTMが来年の最終戦のヴァレンシアにワイルドカードでの参戦を
します。
http://www.corrieredellosport.it/news/moto/motomondiale/motogp/2015/12/28-7098038/motogp_nel_2016_una_wild_card_per_la_ktm/

 かつて、KTMはMotoGPにエンジン供給メーカーとして参戦していました。
ただし、この時期は黒歴史にはなっていないものの、あまりいい事象として
捉えられていません。

 ホンダ、ヤマハが強力でそれを倒すとなると素晴らしい車体を製造できる
チームや必要な資金を用意できるパトロンなり、スポンサーが必要でしたが
チームロバーツには必要なモノがなく、成績は芳しくない状態が続き、活動を
停止してしまいました。

 そんなKTMのレースの世界での誇れる記録というのは2011年のドイツスーパーバイク
選手権でのマルツィン・バウワーがRC8Rを走らせてのタイトル獲得でした。
http://www.motoblog.it/post/31811/martin-bauer-e-ktm-vincono-il-campionato-idm-superbike-2011

 そのKTMがスーパーバイク世界選手権に出てくるのかなという想像もしたのですが
彼らはその選択をせずにMotoGPにファクトリー体制での参戦という決断をしました。

 果たして、彼らのこの選択がどういうことになるのか。2016年をずっとテストする
だけでなく、最終戦にワイルドカード参戦という決断をした。果たして来年の最終戦に
ライダーのミカ・カリオとKTMはどんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみです。

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