ダブデ・ブレガの遺伝子やサポートというのはロバーツ家や
ロッシファミリー、ニエト一家のようになるのかならないのか。
まだ、結論を出すには時間が早すぎますが、世界への一歩を踏み出したのは
確かです。そして、これはバレンティーノ・ロッシにとっても大きな嬉しい
話題ですね。
http://www.gpone.com/en/2015111518878/Bulega-vince-il-mondiale-junior-col-46.html

 バレンティーノ・ロッシがイタリアのMotoGPの放映権を獲得した衛星放送
のSKYをビッグスポンサーとして始めたのがMoto3のプロジェクトでこのことは
日本で放送を見たり報道に触れている方々も馴染みのあることですが、若い
ライダーを育てるために組織作りをして、タレントスカウトを行って、
下部カテゴリーから成長させるための土壌を作ってきました。
そのVR46ライダースアカデミー入りして今季はスペイン選手権を戦って
いたのがニコロ・ブレガでした。

 その彼がスペイン選手権で常に上位グループで戦い、ノーポイントレースを
作ることなくしっかりとタイトルを争い、最終戦でタイトルを決めたのは
素晴らしかったですね。

 もてぎのMotoGPの際にマウリツィオ・ビターリとニコロ・ブレガに関して
話すことがありましたが、いいライダーであり、いいパッケージで走ることが
できている。という評価でした。

 モータースポーツの世界なのでいいパッケージが無ければ能力が有っても
それをタイムに反映することは難しいのですが、そのパッケージ作りに大きく
関わっているのがバレンティーノ・ロッシであり、ダビデ・ブレガですね。

 勝てるマシンと体制を有して何度もタイトルを奪ってきたイタリアの英雄の
バレンティーノ・ロッシと勝てないマシンとチーム体制の中で何をして
何を加えて何を生み出すのかを考えてライダー生活を送ってきたのが
ダブデ・ブレガ。

 違った角度や立ち位置からライダーに必要なものや体制を作るために
動いてきたのがバレンティーノ・ロッシであり、ダビデ・ブレガでした。

 ニコロ・ブレガは来年のMoto3クラスの参戦が決まっています。果たして
どんなことになるのか楽しみです。

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