コアなテニスファンというのは割にQFの行われる日を好んで見る。
理由は簡単で調子のいいプレイヤーが八人揃うわけで上手く行けば四試合
ともいい試合になり、少なくとも一試合はいい試合になる可能性が高い。
そんなわけで昨年のUSオープンの男子シングルスファイナルで料金が高くて
一試合のみでチリッチは絶好調。錦織圭は疲れていて脚が残っていなかった
ことをよく理解している私はこうして金曜日の靭にやって来ました。

 ところがボーイズQFというのが割りにワンサイドゲームが多かった。
そんなわけでこのウィークの台風の目のになっている本玉真唯のゲームを見る。

 これが実に素晴らしい戦いで、戦術頭と思い切りの良さがコートで表現
されていて、平日のこの時間に来ている熱心なテニスファンが彼女のファン
になるだろうなと思えるような試合を今日もしている。

 今回の大阪滞在での収穫というか思いがけない喜びは彼女のプレイを
見ることだったと実感する。

 内藤祐希の14歳にして、予選を勝ち上がってきての快進撃も素晴らしい。
今回の大阪である意味スター誕生の瞬間を見ることができたのは非常に
濃いテニスファンにとってとても幸せなことではないかと思える。

 シングルスのボーイズはスコア的にワンサイドで楽しめなかった人も
ガールズのシングルスとボーイズとガールズのダブルスはまぁ、ダブルス好き
にとって見て面白く、プレイするうえで勉強になる試合ばかりでこれを
ただで見られるわけで、平日に体が空いているテニス愛好家は来るはずだわな
と思いながら、私の街の名古屋のことを考えたりする。

 大阪にあって、名古屋にないものを考えながら、靭を後にして難波へ
移動して近鉄で帰名する。

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