大阪グレードAスーパージュニアどたばた日記その二。
2015年10月17日 スポーツ 靭のコートに入り、すぐにオーダーオブプレイを購入。気になるのは
やはりIMGの分厚いサポートを受けるミオミール・ケクマノビッチである。
彼の試合が第一試合でアウトサイドコートで行われているので、すぐに
見に行く。
当然のことながら、ママケクマノビッチとコーチが熱視線を送る。
そこに少し離れて座り、観戦を始める。しばらくするとIMGの日本の担当者が
いらっしゃってセルビア人プレイヤーの応援体制が出来上がる。
しばらくするとこのコートの第二試合に出場するルーシー・カンコバが
やってきて、ソイジョイを食べ始めた。
私がチェコ語の単語がすんなりと出てこなくて、『ah,,,let me see,,,
dobrou chcet(bon appetitの意味)』というとひどく驚き、
『君、チェコ語がわかるの?』と尋ねてくれた。私のレース界における
チェコ人ライダー、メカニック、チームスタッフ、チームマネージャーなど
との繋がりなどをチェコ語で単語を探しながら話して、単語が出てこない時
は英語で話す。すると左隣にいたママケクマノビッチが
『君はいくつ外国語が話せるの』と驚きながら質問。
『日本語の次がイタリア語で次が英語でフランス語が少々。チェコ語は挨拶
程度だけど、チェコのレース関係者によくしてもらっているから耳に
馴染んでいる』と話すと驚く。
気になるクマノビッチの試合だが、第一セットを圧倒して、このままいくかと
思っていたが、そこからクーンが序盤ほとんど使っていなかったバックハンドの
ストレートを使い始めて徐々に挽回。第二セットを奪う。
当然、クーンは序盤と同じ戦法だとクマノビッチに攻勢を許してしまう
ので、バックハンドからストレートという手段で反撃してきたが、クマノビッチ
は圧倒的にやられてはいないから、第一セットと同じような戦法で戦い、
競り合う展開。これが敗色濃厚であれば、何かペースを変えたり、戦術を
変更するのだろうが、ほぼ互角の展開なので、これといって変更点がない
まま試合を進めていき、重要なポイントでクーンが攻撃的にプレイして重要
ばポイントを奪い、結果、クーンがフルセットで逆転勝利。
試合後ママケクマノビッチに『温かい声援ありがとうね』と声を掛けられて
別れる。そこにIMGのスタッフも加わる。何とも苦い敗戦であると同時に
かつてのクゼニーナ・リキーナのことを思い出してしまう。
彼女のIMGのサポートを受けて、以前ジュニア時代に名古屋のジャパン
オープンジュニアにやってきて、一人だけ別次元のテニスで土居美咲に
テニスをさせずに圧勝してトロフィーを持ち帰ったが、その後、あのテニス
ができたらプロでいいところまで行って、IMGも儲かるだろうと思ったが
見事に伸び悩み、今では彼女の出る大会にIMGのスタッフを見かけることはない。
たくさんのプレイヤーがIMGのサポートを受けて、大成している一方で
大きな敗戦だったり、思わぬ落とし穴から成長することなく、現状維持
という名前の停滞をしてしまい、エージェンシーが去り、スポンサーも離脱
するという例はたくさんある。今回の大阪は彼は当然勝つために来ているわけで
この負け方と成績というのは何か影を落とさないか心配になる。
一方のクーンは見事な反撃や戦術頭だったなと関心する。その彼だが
スペイン人のコーチが声援を送り、彼自身、気合を入れる時は『vamos!』
と叫んでいた。かなりラテン気質が体内に充満しているのだろう。
このコートの第二試合にルーシー・カンコバが登場。彼女のシード順から
するとしっかりと勝っておいて、QFに進みたい試合である。
ところが、この日のルーシー・カンコバは第一セットをアンフォーストエラー
を連発し、いいショットを本玉真唯にカウンターショットを決められて
ポイントを奪われる展開。簡単に世界的には無名の日本人に取られてしまう。
ここでルーシー・カンコバがトイレットブレイクを取って、コートに戻り
集中力を取り戻して、長いラリーに持ち込み、イーブンペースとなったが、
そこから本玉真唯がフォアとバックのストレートを高い打点から打ち込み
エースでポイントを奪う展開。
明らかに動揺して集中力を見だしたルーシー・カンコバに劣勢を跳ね返す
精神力がなく、ストレートで敗れてしまう。
ママカンコバに『熱いサポートありがとうね』と英語で言われて、『来週
以降、いいニュースを期待しています』と英語で返す。そこに泣きながら
娘の方がやって来た。まぁ、こういう時はほっておくのが一番なので、
別れの挨拶もせずにここを離れる。
しばらくすると、荷物をまとめた本玉真唯がやって来たので、祝福の
言葉を話すとにこやかに『ありがとうございます。』と答えてくれた。
この大会で彼女は第六シードプレイヤーを倒したわけで、この調子で
疲れずに調子を保つと面白いことになりそうだ。
このコートの試合が二つとも長い試合になったので、他のコートのシングルス
はほとんど終わっていて、ダブルスの試合と練習を見る。我々のやるダブルス
ではなかなかIフォーメーションなどを使わないが、このレベルになると
使ってきたり、トップスピンロブなども交えてかなり縦も横も変化があり
エースで決まるのが楽しい。色々な意味で発見があったり、再認識がある
ダブルスで、こういうのを見て、ダブルスのコンビネーションに生かしたい
と思っている週末プレイヤーのお客さんも多いことだろう。
シングルスで大熱戦が一つ、ダブルスでの競り合いの試合を二つ見ると
さすがに面白いしうれしいが疲れるのも事実。それに加えて一日に二つの
シーズンが存在するような天気で結構疲労を感じてしまい、最後の試合は
目の疲れを感じながら観戦。以前、岐阜でカンガルーカップを見ていた時に
ビッグサーバーのサービスエースを目の前で見ていたおばちゃんが
『うわー。すごい速いわねぇ。岐阜羽島で私が乗る予定のこだまを待っていた
時に目の前をのぞみが走り去っていった時を思い出したわ。』なんて言ってい
たがそんなスピードを一日中見ていたら確かに眼精疲労は感じるわけで
目の神経の疲れを感じて、ホテルへと戻る。
やはりIMGの分厚いサポートを受けるミオミール・ケクマノビッチである。
彼の試合が第一試合でアウトサイドコートで行われているので、すぐに
見に行く。
当然のことながら、ママケクマノビッチとコーチが熱視線を送る。
そこに少し離れて座り、観戦を始める。しばらくするとIMGの日本の担当者が
いらっしゃってセルビア人プレイヤーの応援体制が出来上がる。
しばらくするとこのコートの第二試合に出場するルーシー・カンコバが
やってきて、ソイジョイを食べ始めた。
私がチェコ語の単語がすんなりと出てこなくて、『ah,,,let me see,,,
dobrou chcet(bon appetitの意味)』というとひどく驚き、
『君、チェコ語がわかるの?』と尋ねてくれた。私のレース界における
チェコ人ライダー、メカニック、チームスタッフ、チームマネージャーなど
との繋がりなどをチェコ語で単語を探しながら話して、単語が出てこない時
は英語で話す。すると左隣にいたママケクマノビッチが
『君はいくつ外国語が話せるの』と驚きながら質問。
『日本語の次がイタリア語で次が英語でフランス語が少々。チェコ語は挨拶
程度だけど、チェコのレース関係者によくしてもらっているから耳に
馴染んでいる』と話すと驚く。
気になるクマノビッチの試合だが、第一セットを圧倒して、このままいくかと
思っていたが、そこからクーンが序盤ほとんど使っていなかったバックハンドの
ストレートを使い始めて徐々に挽回。第二セットを奪う。
当然、クーンは序盤と同じ戦法だとクマノビッチに攻勢を許してしまう
ので、バックハンドからストレートという手段で反撃してきたが、クマノビッチ
は圧倒的にやられてはいないから、第一セットと同じような戦法で戦い、
競り合う展開。これが敗色濃厚であれば、何かペースを変えたり、戦術を
変更するのだろうが、ほぼ互角の展開なので、これといって変更点がない
まま試合を進めていき、重要なポイントでクーンが攻撃的にプレイして重要
ばポイントを奪い、結果、クーンがフルセットで逆転勝利。
試合後ママケクマノビッチに『温かい声援ありがとうね』と声を掛けられて
別れる。そこにIMGのスタッフも加わる。何とも苦い敗戦であると同時に
かつてのクゼニーナ・リキーナのことを思い出してしまう。
彼女のIMGのサポートを受けて、以前ジュニア時代に名古屋のジャパン
オープンジュニアにやってきて、一人だけ別次元のテニスで土居美咲に
テニスをさせずに圧勝してトロフィーを持ち帰ったが、その後、あのテニス
ができたらプロでいいところまで行って、IMGも儲かるだろうと思ったが
見事に伸び悩み、今では彼女の出る大会にIMGのスタッフを見かけることはない。
たくさんのプレイヤーがIMGのサポートを受けて、大成している一方で
大きな敗戦だったり、思わぬ落とし穴から成長することなく、現状維持
という名前の停滞をしてしまい、エージェンシーが去り、スポンサーも離脱
するという例はたくさんある。今回の大阪は彼は当然勝つために来ているわけで
この負け方と成績というのは何か影を落とさないか心配になる。
一方のクーンは見事な反撃や戦術頭だったなと関心する。その彼だが
スペイン人のコーチが声援を送り、彼自身、気合を入れる時は『vamos!』
と叫んでいた。かなりラテン気質が体内に充満しているのだろう。
このコートの第二試合にルーシー・カンコバが登場。彼女のシード順から
するとしっかりと勝っておいて、QFに進みたい試合である。
ところが、この日のルーシー・カンコバは第一セットをアンフォーストエラー
を連発し、いいショットを本玉真唯にカウンターショットを決められて
ポイントを奪われる展開。簡単に世界的には無名の日本人に取られてしまう。
ここでルーシー・カンコバがトイレットブレイクを取って、コートに戻り
集中力を取り戻して、長いラリーに持ち込み、イーブンペースとなったが、
そこから本玉真唯がフォアとバックのストレートを高い打点から打ち込み
エースでポイントを奪う展開。
明らかに動揺して集中力を見だしたルーシー・カンコバに劣勢を跳ね返す
精神力がなく、ストレートで敗れてしまう。
ママカンコバに『熱いサポートありがとうね』と英語で言われて、『来週
以降、いいニュースを期待しています』と英語で返す。そこに泣きながら
娘の方がやって来た。まぁ、こういう時はほっておくのが一番なので、
別れの挨拶もせずにここを離れる。
しばらくすると、荷物をまとめた本玉真唯がやって来たので、祝福の
言葉を話すとにこやかに『ありがとうございます。』と答えてくれた。
この大会で彼女は第六シードプレイヤーを倒したわけで、この調子で
疲れずに調子を保つと面白いことになりそうだ。
このコートの試合が二つとも長い試合になったので、他のコートのシングルス
はほとんど終わっていて、ダブルスの試合と練習を見る。我々のやるダブルス
ではなかなかIフォーメーションなどを使わないが、このレベルになると
使ってきたり、トップスピンロブなども交えてかなり縦も横も変化があり
エースで決まるのが楽しい。色々な意味で発見があったり、再認識がある
ダブルスで、こういうのを見て、ダブルスのコンビネーションに生かしたい
と思っている週末プレイヤーのお客さんも多いことだろう。
シングルスで大熱戦が一つ、ダブルスでの競り合いの試合を二つ見ると
さすがに面白いしうれしいが疲れるのも事実。それに加えて一日に二つの
シーズンが存在するような天気で結構疲労を感じてしまい、最後の試合は
目の疲れを感じながら観戦。以前、岐阜でカンガルーカップを見ていた時に
ビッグサーバーのサービスエースを目の前で見ていたおばちゃんが
『うわー。すごい速いわねぇ。岐阜羽島で私が乗る予定のこだまを待っていた
時に目の前をのぞみが走り去っていった時を思い出したわ。』なんて言ってい
たがそんなスピードを一日中見ていたら確かに眼精疲労は感じるわけで
目の神経の疲れを感じて、ホテルへと戻る。
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