土曜日のトップテントライアルを見ていて、ポル・エスパルガロの素晴らしい
アタックを見ていて、凄いなぁと思ったのですが、その後、中須賀克行が
ほぼ同じタイムを出してポールポジションを奪った時に考えこんでしまいました。

 ポル・エスパルガロは素晴らしいライダーで業界関係者の中でも大変評価が
高い。その彼ですが、8耐ウィークの前の週の鈴鹿での合同テストが初めての
鈴鹿であり、R1初体験でした。

 その彼が素晴らしい攻撃的な走りで土曜日の主役になったのですが、
あの時に思ったのは、彼の実力の高さと同時にR1というバイクが初乗りで
あってもいいタイムが出せたり、ライダーの好みのセッティングが高い
レベルで変更できる傑作バイクだということですね。

 どのライダーが走らせても高い競争力で走ることができる。
非常にライダーフレンドリーなバイクなんだろうなと思いますね。

 そして、彼のスーパーラップの後に走った中須賀克行。

 彼のタイムも素晴らしかったのですが、同時に思ったのは、何度も
鈴鹿を走っていて、開発にも関わっていて、全日本選手権でヤマハの
エースライダーとしてあのバイクを走らせているのであったら、初乗りの
ポル・エスパルガロよりも速く走らねければ評価を得られないのではないか。

 R1というバイクが素晴らしいバイクであるということを理解するのと同時に
ポル・エスパルガロより速く走れなかった中須賀克行は評価を落としたのでは
ないかというものです。

 ポル・エスパルガロが素晴らしいライダーであり、攻略が難しいサーキット
でスーパーラップを決めたのは素晴らしいが、ヤマハの関係者は中須賀克行
に対してどういう評価を下したのか気になるところです。

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