現在、書店に並んでいるstandard aichiという雑誌は愛知県に根ざした
スポーツプレイヤーやイベントに特化した隔月誌なんですが、今、販売
されているのは今後が期待されるテニスプレイヤーに関して取材して
書かれたものです。そこで私は感じるものがありました。

 ジュニアで好成績を上げている愛知県在住だったり、在校しているプレイヤー
を取り上げていて、写真も掲載されていたのですが、そこで見ることが
できたのは砂入り人工芝のコートばかりでした。

 彼らが日本の中でトップになりたいということであれば、これはあり
なんでしょうが、彼らが世界のツアーで周りたい、活躍したい、
ビッグマネーを得たいということであれば、子供の頃からハードコートや
クレイコートで練習をしているプレイヤーと試合をする時に最初から 
ある種のアドバンテージを相手のプレイヤーに与えているように思いますね。

 日本ではポピュラーであるが、世界的には数少ないコートサーフェスで
プレイをするというのは、やはり育成という部分ではマイナスが多いと
思います。

 私のような週末プレイヤーでは砂入り人工芝というのはとりわけ梅雨の
時期にプレイ可能な時間が多くなり、いいコートだと言えるのでしょうが、
ジュニアの育成という部分ではマイナスが多いと思います。

 クルム伊達公子も砂入り人工芝のマイナス部分を話していて、そこに
耳を傾けた岐阜の長良川は国体の開催での改修、改築の時期にそれまでの
砂入り人工芝からハードコートに替えました。今まで問題なく存在してきた
ことを変えるには大きな理由であったり、予算的な裏付けが必要とするの
でしょうが、愛知県のジュニアを育成するというところで学校体育や
テニスクラブという土壌で何が変わらなくて、何かが変わるのかなと
思いながら熟読していた私でした。

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