先日、チームアルテアドゥカティからニコ・テロルとの関係終了のアナウンス
がされて、果たして彼の乗っていたバイクには誰が乗るのか様々な噂や報道が
されていましたが、チームEBRの活動停止で縛りのなかったニッコロ・カネパが
チーム入りしてドゥカティを走らせることが発表になりました。
http://www.moto.it/superbike/sbk-2015-canepa-al-posto-di-terol-a-misano-wild-card-per-scassa-e-biaggi.html

 まぁ、サーキットには離合集散が存在し、結婚もあれば離婚もあるのですが、
ニコ・テロルはローマのチームが求めていたような成績や内容を残せず、
チームから離れることになり、ニッコロ・カネパが走るのか、
ミッシェル・ファブリッツィオが契約するのだろうかとイタリアを中心に
報道されていましたが、ニッコロ・カネパが契約を結び、アナウンスさ
れました。

 まぁ、若くて元気があって、スーパーバイクの経験があり、世界選手権で
開催されるサーキットを知っていて、現状、契約の縛りがなくて、さらに
言うと高くないライダーであるニッコロ・カネパというのはローマのチーム
にとっていい選択でしょうし、ライダーとしても、一年のほとんどを
走ることなくジェノバの家で過ごすということは彼の今後のキャリアに
悪影響を及ぼすわけで、お金や商業的な利益というよりは走るチャンスを
求める上で一定以上のチーム力があり、EBRのようなことにならない可能性が
高いチームアルテアでの参戦というのは現実的にいい選択だと思います。

 果たして、どんな未来が待っているのでしょうか。ニッコロ・カネパは
どんな名匠でも必要な予算が無ければヴィスコンティも黒澤も作品を
制作できないことをこの二ヶ月嫌というほど理解しました。個人的に
彼と近い私にとっては今回のニュースは非常にインパクトの強いものでした。
彼がドゥカティアルテアで快走に期待しています。

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