アンドレア・イアンノーネが今季走らせているドゥカティのバイクに関して説明
しています。
http://www.gpone.com/2015041016504/Iannone-guido-la-Ducati-come-voglio.html

 この記事を読んで思い出したのはクリスティアーノ・ミッリョラーティとの会話ですね。
以前、彼がスーパースポート世界選手権で走っていた時にパドックで長話をする機会
があった時に彼にとってのいいバイクというのは何だろうかという話題になりました。

 彼の答えは簡潔で明瞭なものであり、ライダーにとって乗りやすいバイクというのは
いいタイムが出しやすいし、そのバイクのいい部分を表現しやすいし、乗っていて
疲れないし、結果いい成績になるというものでした。

 まぁ、競馬の世界では暴れ馬を乗りこなすのは大変だったり、気難しい馬をなだめる
のは技術やケアが必要だったりということをジョッキーが話すことがありますね。

 バイクの世界でもライダーにとってパワーはあるがコントロールが難しいとか
高い技術やコースによっての得意不得意があって、それを入念に考えてセットアップ
しなければいけないということはあるのでしょうが、乗りやすいとかどんなコースで
あってもセットアップしやすいというのはライダーにとって実力を発揮しやすいバイク
だと思います。

 アンドレア・イアンノーネがこれほど公にこのバイクは思ったようにライディングが
できると表明するというのは彼にとって非常に乗りやすいバイクであり、故にタイム
も出て、高いレベルでの競争ができるということなのでしょう。

 私と彼とはイタリア選手権をやっていた頃からの長い付き合いがあり、彼に早く
高いレベルで戦って欲しい、彼にとっていいマシンで乗れる環境を得て欲しいと
願っていました。彼が乗りやすいマシンを手にしてどんな走りを見せて、どんな
成績を上げるのかこの週末が楽しみです。

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