小林可夢偉の新しいシーズンは日本でスーパーフォーミュラ。

　F1での能力はあるがマテリアルや体制に恵まれなかった小林可夢偉はどのような
活動をするのか気にしていたファンが多かったのですが、今日、発表があり2015年シーズンを
日本でのスーパーフォーミュラでの活動になりました。
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=8&no=62844

　まぁ、F1でのシートを探していても、チームの多くはスポンサー（それも大口）を持っていな
いと交渉のテーブルにすら着くことができないわけだし、小林可夢偉は能力はあっても
スポンサーを持参できなかったり、仮に持ち込んでもチームが弱小だったらお金と
スポンサー交渉のエネルギーが無駄になる。それであれば、違うカテゴリーでの活動を
考えた方がいい。

　昨年の岡山でのスーパーフォーミュラでのテストに関してジャーナリストの質問に
トヨタから話をもらっての広報活動の一環という説明を指定たと思うのですが、当然
トヨタとの密接な関係性を有している彼がレース活動をする上でトヨタとの会談を持つのは
当然のことでした。

　スーパーフォーミュラはエンジンがトヨタエンジンとホンダエンジンの二つのメーカーが
しのぎを削っているわけで、トヨタが強くて経験のあるドライバーを求めるのは当然
でしょう。

　また、ドライバーサイドとしてはF1で居場所がないとなると違う道を考えなければ
いけない。彼らの間で合意に達してこうして発表となりました。

　小林可夢偉とトヨタは美しいシーンを創造できるでしょうか。才能あるドライバーと
優れた技術が『甘い生活』を創り出せるでしょうか。尼崎のドライバーと豊田の
メーカーはフェデリコ・フェリーニとニーノ・ロータのような関係を有することができるで
しょうか。彼らの今シーズンの『道』を楽しみにしています。