先日、観戦してきた大阪スーパージュニアでセンターコート以外のコートで
幼稚園や保育園の一段が引率されて試合や練習を見ているところと出くわしました。

 大会関係者か協会の方にこちらが練習コートで声を出したり、声援を送ってもい
いけれど試合コートで試合を見る時は声を出さないようにと観戦のエチケットを
説明して、一団は練習コートで『すごい。』とか『かっこいい』と声をだして見ていて、
試合コートは拍手を送っていました。

 これを見て思いおこしたのは、かつての私がMotoGPでパスを拒否されたことでした。

 私が出身高校で英語の担当教師と組んで、英語が必要とされる国際イベントや
世界選手権のかかったスポーツで、多国籍の人が集まり、英語が必須であるということ
同時に他の言語が話せることで得られることや楽しめることを高校の授業で話した
ことがありました。

 担当の教師から好評で他の先生方からも好意的に受け入れられて、では、単純に
話すだけでなくて、よりたくさんの方々とレース毎に色々なライダー、エンジニア、
メカニック、ジャーナリストなどとコンタクトが取れるように、それまでのレースごとに
チームからパスを出してもらうのではなくて、年間パスを発給していただき、私が
いくつかの言語で得られたことを高校に届ける、さらにそれが好評であれば
他の名古屋の私立高校に出向くようなことを考えていて、それで英語の重要性を
現場のライブ感を有しながら話す。学校教育という磁場で時間と場所をいただいて
発言することで、それがレースの普及だったり、啓蒙につながるのではないかと
いう私のアイデアでした。

 しかしながら、パスの発給は審議に入ることもなく、その場で拒否されました。

 レースの世界は興味のない方への普及や教育という部分で草の根レベルで
学校機関を巻き込んで種を撒くという作業を考えていないということが非常によく
わかりましたね。

 一方で大阪のジュニアのテニスの大会会場は幼稚園や保育園の子供たちが
大会会場に来て、実際の練習や試合を見せて、質問に答えて、競技の普及
を促したり、その場で楽しさを感じることができる。

 レース界にはなくて、テニス界に存在するものを感じましたね。

コメント