週末にテニスコートを抑えることができた時にテニスをするのですが、そこに
カップルや夫婦で参加する方を見ていて、優しさの意味を考えることが多いですね。

 全盛期のジョン・マッケンローでも自らのエースがポイントで占める割合が30%ほど
であったわけで、自らのミスや相手のミスでポイントが決まるのがテニスという競技
なので、ダブルスのペアを夫婦やカップルで組んでいて、ミスをして相手にポイントを
献上することが当然あるのですが、そこで日本人の男がパートナーの女性に対して
言うのは

 『don’t mind』というものですね。

 『don’t mind』という声を掛ける人というのは奥さんや彼女が料理を作ってくれて、
それがまずかった時に何も言わずに食べるというのが彼らにとっての優しさらしい。

 テニスにしても料理にしても失敗体験が教科書になり、何をしてはいけないのか、
何をするのか、何を加えたり、どこを修正するのかを理解できて、上達すると
思うのですが、テニスコートで『don’t mind』と言っている人やまずい料理を出されて
何も言わない人は何が不足していて、どういう方法に進むべきか明示できなくて
同じことを繰り返すようになる気がしますね。

 耳の痛いこと、厳しいことを口にすることが本当の優しさのような気がする私です。

コメント