ウィンブルドンが開催されていて、今年も同じ賞金額なのですが、これに異議を
唱えているプレイヤーがいますね。私も男子プレイヤーがより多くもらっていいと
思っている一人です。

 セルゲイ・スタコフスキーのインタビューで男子と女子とには大きな違いがあると
いうことが男子プレイヤーがより大きな額をもらっていいという話なんですが、彼の
インタビューでは出てこなかった面で私は男子プレイヤーが賞金額が大きくなって
いいと思っています。

 その理由というのは単純にイスラム教徒がどれだけ女子スポーツに支援したり
資金を投下しているのかどうかということです。

 世界の三割以上がイスラム教徒であり、あの宗教を信じている人が代表である
組織だったり、会社があり、そこが何かスポンサードをしようと考えた時に個人レベル
であると、イスラム教徒のプレイヤーがATPツアーを周っているのでしょうが、WTA
で戦っているイスラム教徒の女子プレイヤーはどれだけいるのだろうか。

 イスラム教徒の女子テニスプレイヤーというとかつてのフランスのレザイの名前と
顔が浮かぶのですが、彼女以外に名前が出てこない。そして、WTAの服装規定と
いうものにイスラム教徒のスーパービジネスマンがいい顔はしないでしょう。

 そう考えると男子ツアーの大会にビッグマネーを投下するイスラム教徒の組織や
会社があったり、プレイヤー本人にスポンサードする可能性は考えられるのでしょうが
女子ツアーの大会ではこれほど世界中に大会があるにも関わらずドバイ、ドーハ、
クアラルンプールに今年の年末から加わったシンガポールぐらいですね。

 ものすごくシンプルだし、改めて言うことではないのかも知れませんが、単純に
イスラム教徒と女子テニスとの関係性から大会サイドにお金が流れない。それ故に
お金が男子の大会とは差が出るということになってもそれは自然なことのように
思える私です。

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