熱はある。興味も持っている。しかし、お金やスポンサーや政治力などの問題が
複雑に絡み、ミラノインドアというATPの大会がなくなりかなりの時間が経過しました。
そして、昨年まで開かれていた女子のパレルモもなくなってしまいました。ローマの大会だけで満足できないイタリア人(というかミラノ人)はミラノで大会を再興したいようです。
http://www.ubitennis.com/blog/2014/06/17/milano-nel-2015-davis-esibizione-in-futuro-torneo-atp/

 果たして誰がスポンサーになるのでしょうか。そして、会場はどこになるのでしょうか。
まだまだ、具現化までに明快な計画はなくて、願望のレベルでの提言でしかありませんが、
イタリアのローマから北のエリアのテニスファンが高いレベルの大会を求めているのは
事実でしょう。

 チャレンジャー大会はありますし、ジュニアのtorneo buon figlio(これは私は大好きな
大会です)もある。しかしながら、ミラノインドアを失い長い間の不在感を感じている
中でイタリア人プレイヤーが世界レベルで戦えるようになったら大会を開催したいというのは当然ことでしょう。

 インフラでいうと、ミラノのテニスクラブでATPなりWTAレベルの大会を開催できる
ところはない。となると、かつてのミラノインドアのように室内大会ということになるでしょう。

 かつてのドイツで80年代の半ばから王者ボリス・ベッカーと女王シュテフィ・グラフが
テレビ放映やスポンサーの状況、大会の開催などと偉大な王者が大きくドイツでの
テニス事情を変化させました。

 ここ最近のファビオ・フォニーニの躍進。昨年のウィンブルドンのジュニアでボーイズ
シングルスでジャンルイジ・クィンツィが優勝し、近い将来に可能性を感じさせています。
自国のプレイヤーのレベルが高くなり、活躍すれば色々な動きがかつてのドイツのように
出てくることでしょう。

 モータースポーツの世界ではイタリアという国では世界選手権のレースが複数開催
されて、観客が応援するライダーのTシャツを着て、ファンクラブの優先観客エリアで
盛り上がりを見せています。

 果たしてイタリアという国でテニスという競技でどうなるのか、気になるところです。

コメント