スーパーバイク世界選手権マレーシアラウンドドタバタ日記日曜日編
2014年6月13日 スポーツ 楽しく快適に過ごすことができたホテルをチェックアウトする。例によって10リンギットを
支払いハイエースに乗り込み出発。パドックのゲートでドロップしていただき、ノーランの
オフィスに向かう。
私がテニスジャンキーであることはレース業界的にはよく知られていて、関係者と
テニスをすることもあるのだが、その私が今回のマレーシアにはラケットバッグでやってきた
そんなわけで、私がラケットバッグを背負いながら歩いていると、色々と声をかけられる。
テニスに飢えてもいるし、ビールも飲みたい。テニスをガツガツした後にキンキンに冷えた
ビールを飲むことに最上のエクスタシーを感じる私だが、その絶頂感から少々離れている。
今年からヨーロッパラウンドでのスーパーバイク世界選手権のタイムスケジュールが
変更になり、午前中にレースが開催されるが、ここではスーパースポートが正午から、
スーパーバイクはその後に2レース開催される。午前中のウォームアップの後に
スーパースポートのレースが行われるまでのインターバルに行われるのはマレーシア
選手権のレースである。少々、時間がゆっくりと流れる。
このマレーシアラウンドと同じレースウィークでイタリア選手権、スペイン選手権、
ドイツ選手権のレースが開催されている。MVアグスタの連中はイモラでの土曜日の
第一レースでマッシモ・ロッコリが優勝して、喜んでいる。まぁ、熟成が進み、そこに
世界レベルのライダーが乗れば、国内選手権でも勝てるし、世界選手権でも高い
レベルで戦えるということである。
昨日までは姿を見なかったキャンペーンガールのお姉ちゃんを見る。まぁ、ここで
露出度の高い格好をするというのはイスラム教徒にはできないことなわけで、
在マレーシアのオージーだったり、中華系の人たちがチームのウェアを着ている。
まぁ、マレーシア独特な空気感に包まれているパドックである。
今日はパドックも人が多い。バイクメーカーのマレーシア法人の方々、ピレリの
マレーシアの人々もキャンペーンガールのお姉ちゃんに写真を撮りたがっている。
まぁ、男というのはどこの国でも同じようなものだなと感じる。
スーパースポートクラスは素晴らしいバトルとなった。最終ラップの最終コーナー立ち上
がりでもまだどうなるのかわからない白熱のドッグファイト。私としてはMVアグスタの
優勝を現場で生で見たことがなかったので、クルーゼルに勝って欲しかったが、
ホンダのファンデンマルクの勝利となった。勝ち味を覚えたオランダ人。鈴鹿八耐の
時にサインを求めたり、写真を撮っていた方々、近い将来に自慢できたり、価値のある
ものになると思う。
スーパーバイクの第一レースであるが、オープニングラップの多重クラッシュは
残念だったが、素晴らしいバトルとなった。勝ったのは今季不調だったアプリリアの
マルコ・メランドリ。私にとっては嬉しい結果である。
彼が優勝したら、私はやらなければいけないことが当然ある。表彰台の前まで行き、
表彰式でイタリア国歌が流れる。イタリア人は歌わない。いつものように私が歌うことに
なる。
このことは私のことを知っている人はいつものことだと思っているが、昨年まで国内
選手権で仕事をしていたり、違うカテゴリーにいた人というのは知らない人がいる。
その知らない人にとってはとんでもないサプライズである。歌い終わった後に、色々な
人に声をかけられて、握手を求められる。
スーパーバイクの第二レースもアプリリアのチームメイト同士のマルコ・メランドリと
シルヴァン・ギュントリのバトルとなり、勝ったのはマルコであった。フランス人が勝っても
私は彼がカンペテッラレーシングで250ccクラスで戦っていた時から知っているので、
ウィナーのためにフランス国歌が流れた後に、優勝コンストラクターのアプリリアの栄誉
を祝してイタリア国歌が流れる時に歌おうと思っていたが、第二レースもメランドリの
勝利となり、再びイタリア国歌を歌うこととなった。
まぁ、今年のアプリリアの劣勢ぶりを見ていると、ここに来るまでに彼がまさかダブル
ウィンをするなんて思えなかったわけで、望外の喜びである。アプリリアのメカニックも
スタッフの多くも同じような印象を抱いていたわけで喜びを爆発させていた。
スーパースポートクラスの連中はかなり帰り支度をしていて、持ち帰ることができない
燃料などをパドックに出入りできるマーシャルや関係者に渡したり、お別れのあいさつを
している。
そんななかで、パドックを歩いているとおいしそうにビールを飲んでいるアルスター
ビモータのスタッフを発見。どこで買ったのかと尋ねるとスタッフが箱買いして持って
来ているということ。冷え冷えのビールをごちそうになる。我がマルコ・メランドリの
優勝の後にくそ暑い中で飲むビールは全身の細胞が一気に活性化するような美味しさ
だった。
ノーランヘルメットの連中にお礼を言って、サーキットを出ようとしたところで
クラウディオ・コルティがやってきて、使わなかったバイザーにサインを入れて、持っていけ
と言ってくれた。これをお土産にクアラルンプールに向かうところでペトロナスに
勤めるマレー人の友達からSMSが入って、クアラルンプールでディナーを食べようという
お誘い。ありがたいお話で、クアラルンプールセントラル・ステーション近くのホテル前で
待ち合わせて、お土産のクラウディオ・コルティのサインが入ったバイザーを渡すと
すごく喜んでくれた。
仲のいいライダーが勝ち、友達と楽しい時を過ごし、ハッピーな日曜となった。
支払いハイエースに乗り込み出発。パドックのゲートでドロップしていただき、ノーランの
オフィスに向かう。
私がテニスジャンキーであることはレース業界的にはよく知られていて、関係者と
テニスをすることもあるのだが、その私が今回のマレーシアにはラケットバッグでやってきた
そんなわけで、私がラケットバッグを背負いながら歩いていると、色々と声をかけられる。
テニスに飢えてもいるし、ビールも飲みたい。テニスをガツガツした後にキンキンに冷えた
ビールを飲むことに最上のエクスタシーを感じる私だが、その絶頂感から少々離れている。
今年からヨーロッパラウンドでのスーパーバイク世界選手権のタイムスケジュールが
変更になり、午前中にレースが開催されるが、ここではスーパースポートが正午から、
スーパーバイクはその後に2レース開催される。午前中のウォームアップの後に
スーパースポートのレースが行われるまでのインターバルに行われるのはマレーシア
選手権のレースである。少々、時間がゆっくりと流れる。
このマレーシアラウンドと同じレースウィークでイタリア選手権、スペイン選手権、
ドイツ選手権のレースが開催されている。MVアグスタの連中はイモラでの土曜日の
第一レースでマッシモ・ロッコリが優勝して、喜んでいる。まぁ、熟成が進み、そこに
世界レベルのライダーが乗れば、国内選手権でも勝てるし、世界選手権でも高い
レベルで戦えるということである。
昨日までは姿を見なかったキャンペーンガールのお姉ちゃんを見る。まぁ、ここで
露出度の高い格好をするというのはイスラム教徒にはできないことなわけで、
在マレーシアのオージーだったり、中華系の人たちがチームのウェアを着ている。
まぁ、マレーシア独特な空気感に包まれているパドックである。
今日はパドックも人が多い。バイクメーカーのマレーシア法人の方々、ピレリの
マレーシアの人々もキャンペーンガールのお姉ちゃんに写真を撮りたがっている。
まぁ、男というのはどこの国でも同じようなものだなと感じる。
スーパースポートクラスは素晴らしいバトルとなった。最終ラップの最終コーナー立ち上
がりでもまだどうなるのかわからない白熱のドッグファイト。私としてはMVアグスタの
優勝を現場で生で見たことがなかったので、クルーゼルに勝って欲しかったが、
ホンダのファンデンマルクの勝利となった。勝ち味を覚えたオランダ人。鈴鹿八耐の
時にサインを求めたり、写真を撮っていた方々、近い将来に自慢できたり、価値のある
ものになると思う。
スーパーバイクの第一レースであるが、オープニングラップの多重クラッシュは
残念だったが、素晴らしいバトルとなった。勝ったのは今季不調だったアプリリアの
マルコ・メランドリ。私にとっては嬉しい結果である。
彼が優勝したら、私はやらなければいけないことが当然ある。表彰台の前まで行き、
表彰式でイタリア国歌が流れる。イタリア人は歌わない。いつものように私が歌うことに
なる。
このことは私のことを知っている人はいつものことだと思っているが、昨年まで国内
選手権で仕事をしていたり、違うカテゴリーにいた人というのは知らない人がいる。
その知らない人にとってはとんでもないサプライズである。歌い終わった後に、色々な
人に声をかけられて、握手を求められる。
スーパーバイクの第二レースもアプリリアのチームメイト同士のマルコ・メランドリと
シルヴァン・ギュントリのバトルとなり、勝ったのはマルコであった。フランス人が勝っても
私は彼がカンペテッラレーシングで250ccクラスで戦っていた時から知っているので、
ウィナーのためにフランス国歌が流れた後に、優勝コンストラクターのアプリリアの栄誉
を祝してイタリア国歌が流れる時に歌おうと思っていたが、第二レースもメランドリの
勝利となり、再びイタリア国歌を歌うこととなった。
まぁ、今年のアプリリアの劣勢ぶりを見ていると、ここに来るまでに彼がまさかダブル
ウィンをするなんて思えなかったわけで、望外の喜びである。アプリリアのメカニックも
スタッフの多くも同じような印象を抱いていたわけで喜びを爆発させていた。
スーパースポートクラスの連中はかなり帰り支度をしていて、持ち帰ることができない
燃料などをパドックに出入りできるマーシャルや関係者に渡したり、お別れのあいさつを
している。
そんななかで、パドックを歩いているとおいしそうにビールを飲んでいるアルスター
ビモータのスタッフを発見。どこで買ったのかと尋ねるとスタッフが箱買いして持って
来ているということ。冷え冷えのビールをごちそうになる。我がマルコ・メランドリの
優勝の後にくそ暑い中で飲むビールは全身の細胞が一気に活性化するような美味しさ
だった。
ノーランヘルメットの連中にお礼を言って、サーキットを出ようとしたところで
クラウディオ・コルティがやってきて、使わなかったバイザーにサインを入れて、持っていけ
と言ってくれた。これをお土産にクアラルンプールに向かうところでペトロナスに
勤めるマレー人の友達からSMSが入って、クアラルンプールでディナーを食べようという
お誘い。ありがたいお話で、クアラルンプールセントラル・ステーション近くのホテル前で
待ち合わせて、お土産のクラウディオ・コルティのサインが入ったバイザーを渡すと
すごく喜んでくれた。
仲のいいライダーが勝ち、友達と楽しい時を過ごし、ハッピーな日曜となった。
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