カルロ・ペルナットの親父さんのコラムを読んでいて、ふと思い出したが、今年の
年末でDORNAとブリヂストンの契約が切れるわけで、色々なことを想像しました。
http://www.gpone.com/carlopernat/2014/04/19/bridgestone-rischia-grosso-i-piloti-vogliono-un-cambiamento/

 まぁ、タイヤワンメイクとなって、以前、DORNAとブリヂストンは一度、契約切れの時期を迎えました。

 そのほんの少し前の時期にF1のワンメイク供給をしていたブリヂストンは経営資源の
集中化と環境問題へのリソースの転換という理由でF1の契約切れを迎えて、再契約
をすることなく、F1のパドックを去って行きました。

 そして、MotoGPのタイヤワンメイク供給メーカーでもあったブリヂストンに関して
どうなるのかという話題がMotoGPのパドックの中で色々な話がでていました。

 そんな時期にかつてライダーで現在はブリヂストンのスタッフとして働いている
シュティーブ・イェンクナーと話す機会に恵まれて、例によってうだうだ話から始まって
色々と話をしていたのですが、彼の話からブリヂストンは契約を延長するし、チームも
メーカーもそれを求めているということを聞き、まぁ、他社で深い話をしているところも
ないし、激しいタイヤ競争のあとのワンメイクでのレースが落ち着いていることもあって
まぁ、そうだろうなと思っていました。

 しばらくしてから、DORNAとブリヂストンの契約発表があり、落ち着くところに落ち着いた
のかなと思いましたね。

 そして、排気量のレギュレーションが変わったり、CRTマシンが出てきたり、今年のように
オープンというカテゴリーでの参戦があったりと色々な動きが出てきて、2014年シーズン
が始まり、そして、この年でDORNAとブリヂストンの契約は切れることになります。

 先回の再契約の時期というのはDORNAと他社が深い議論をすることはなかった
のですが、少なくとも現在ではDORNAがミシュランとピレリと交渉をしているのは
ペルナット氏が書いているように事実。その交渉のレベルがどこまで進んでいるのか
技術レベルや金額などにまつわる深い話し合いかはわかりませんが、ブリヂストンの
不在にスペイン人が備えているのは確かでしょう。

 ブリヂストン側としては、人やものやお金や技術など費やしてきました。そんななかで
得られたことや失ったことなどを考えながら結論を出すということでしょう。

 果たして、どんな結論となるのかこれから数ヶ月、レースの行方と同様に気になるところです。

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