政治的には過去の人であっても、亡くなると世界中の多くの場所で追悼の声が
上がるのは偉大であったからであろう。

 どこの国でも差別はある。そして、理不尽なことも存在する。そこで声を上げ、戦うことを
選び、壁をぶち破ろうとして大変な思いをしながらも信念を曲げずに世間を巻き込み
大きなうねりを生み出すというのはエネルギーやパワーがないとできないわけで
すごい人であったのだろうなと思う。

 モハメド・アリがネルソン・マンデラ氏について強いシンパシーを抱いたのはジャンルは
違えどもそういったところがあったのだろうと思う。
http://www.huffingtonpost.jp/muhammad-ali/post_6365_b_4396455.html?ncid=edlinkusaolp00000003

 状況が悪い時にできることは変えることか逃げることであるわけで、変えるにはものすごい
人間力が必要だと思うのですが、それに真っ直ぐに向き合い闘争を貫き、国の制度を
変えたネルソン・マンデラ氏はすごい人だったのだろうなと思う。

 同時に名誉白人であった日本人やかつての大英帝国連邦の親玉だったイギリスの
国の人達がアパルトヘイトという制度に関して考える時間を持つこととなれば
彼の死が一つの座標時期になるのではないかと思う夜長である。

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