ダイナマイト・キッドの脳卒中からの回復が気になる。

　日本でも大変人気があった元プロレスラーのダイナマイト・キッドが脳卒中で倒れた
というニュースは80年代のプロレスを通過してきたプロレスファンにとってショッキング
であり、同時に痛ましいものでした。
http://www.pwinsider.com//article/81832/dynamite-kid-update.html?p=1

　彼がシングルプレイヤーとして初代タイガーマスクと激しい戦いを見てきた
プロレスファン、デイビーボーイ・スミスと組んでブリティッシュ・ブルドッグスというタッグ
チームで暴れていた姿を見ていたプロレスマニアは日本だけでなく、アメリカやカナダ
にも数多くいます。

　彼のファイティングスタイルに大きな影響を受けたプロレスラーもたくさんいます。

　彼のキレキレのファイトは今でも語り継がれるものですが、彼がある時期から大変、
体が大きくなりました。

　アメリカのニューヨークのWWE入りしてから大型レスラーに対抗していく上で
肉体作りに励んだということなんでしょうが、それは食事とトレーニングだけで作り
あげた体ではなかったのは今では明らかです。

　薬物の力も借りて肉体を作ったデイビーボーイ・スミスはこの世にいません。
若くして死んでしまいました。

　そして、ダイナマイト・キッドも薬の副作用で車椅子生活を余儀なくされ、そして、
脳卒中で倒れるということになってしまいました。

　激しい生存競争の中で異常な体を作り上げた彼は日本とアメリカとカナダで大きな
経済的な利益と名誉も得ましたが代償は大きなものでした。

　彼の体の状態や回復を考えるのと同時に同時代にWWEをメインの活動のリングと
していたプロレスラーの中には同じ種類の薬物を投与してきた人も多いことでしょう。
そんな同じ業界人、同じ仲間は果たして今回のこのニュースをどう思い、感じているのでしょうか。