長い間チームを支えてきたプレイヤーであり、人気もあった井端弘和であるが、
球団が現在の状況を考えて、この額ならばチームとして彼を保有しようしたが
それがプレイヤーサイドから見て満足できない額であるとするならば、違う可能性を
探るというのは当然なことであると思う。

 以前、彼は落合監督の政権下でショートからセカンドへのコンバートを命じられて
ポジションを変更したことがありました。

 その理由の一つにあったのが、彼の脚力の低下というものでした。

 手術とリハビリを行い、そして、まずはプレイヤーとしてのリスタート地点につく。
そして、そこから一軍のレギュラーレベルのフィジカルとメンタルのコンディションを
整える。

 シーズン後半のコンディションでは、払う側の球団の判断としては、これは今の他の
ドラゴンズの控え選手と金額的に変わらないバリューだろうということになるのはロジカル
な判断であり、その額を提示するというのは自然なことだろうと思います。

 今回の報道されている井端弘和への提示額が堂上直倫の額と大差がない
ということは球団側の評価がレギュラーを奪い取っていない守備固めの選手との
金額との対比に現れていると思います。

 井端が来季、どこで戦うのか、あるいはどの球団とも契約が成立しないということに
なるのかわかりませんが、彼の技術や経験を欲しがっている人や球団はあると思います。

 彼の近い未来がどうなるのか見守りたいと思います。

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