スロバキアのブラティスラバに居たときに驚いたのはスピルオーバーの多さですね。
衛星放送がたくさん見られるのは当然ですが、地上波放送のスピルオーバーが地理的な
条件もあってすごかったですね。チェコ、ハンガリー、ポーランド、オーストリアの放送が
容易に見ることができる。この体験をしたあとに日本に戻ってきて色々なことを思いました。

 アナログ時代というのは私が住んでいる名古屋の中川区のエリアでは三重テレビを
見ることが比較的イージーでした。

 そんなわけで東海テレビが放映権を持っていながら、編成の関係で放送できない
場合は資本関係のある三重テレビに放映権を譲渡して東海テレビの技術協力で
東海テレビのアナウンサー、東海ラジオの解説者で放送をしています。

 しかしながら、これが地上デジタル放送になってから私の住んでいるエリアでは
見ることができなくなった。

 中日新聞と岐阜新聞の関係性ということで中日新聞が岐阜新聞系であるぎふチャン
が愛知県の中で見ることができるのはまずいという判断が働き、総務省に働き
かけたのかあるいは規則に伴って運用しているのかはわかりませんが、愛知県の
北部地方でぎふチャンを見ることはほとんどない。しかしながら、アナログ時代では
三重テレビというのは中日新聞の資本が入っているテレビ局なので、三重テレビが
愛知県で見られても構わないという判断があり、政治的思慮の結果なのか地形的な
条件もあってか愛知県のかなりの部分で見ることができた。

 しかしながら、地上デジタル放送の開始に伴って、本来県域局であるという規則
に従っているのでしょうが、アナログ時代に見ることができた三重テレビが見られなく
なりました。

 情報がクロスする中で色々なモノが生まれたり、始まったりするのでしょうが、
スロバキアのブラティスラバで感じることを名古屋の中川区で感じられないのは
ドラゴンズファンとしては少々悲しいですね。

 まぁ、何が何でもドラゴンズの試合を見たいということなら衛星放送に入って
払ってゲームスタートからゲームセットまで見るというのが正しい姿で、それが
可能になっているからスピルオーバーに関して、本来の県域の電波の送信という
ことになったのかもしれませんが。

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