IOCの投票でライバル二都市に勝ち、2020年の東京でオリンピックとパラリンピック
が開かれることになりました。

 日本人のスポーツ関係者はここのところ大阪、東京と立候補しながら敗戦してきました。

 まぁ、このことはモータースポーツの片隅にいる人間としては悪いことではないと思いましたね。

 車体にしてもエンジンにしても走ってみて、悪い部分、機能しない部分というものが
理解できて、そこから何が足りなくて、何が必要だったのか。失敗や体験から必要な
モノやマテリアルやアイデアを導きだして改良につなげてよりよいモノを作ろうとする。

 大阪や東京が簡単にオリンピックの誘致に成功していたらよりよりシステム作りという
ものができなかったと思います。

 個人的には世界の三分の一はイスラム教徒なのでイスラムの国でオリンピックを
開催してもいいのではないかと思ったりもしましたが今回の投票では東京が選ばれ
ました。

 スペイン人やトルコ人は何が必要で何が足りなかったのか考えることになったでしょう。

 また、お台場を中心としたエリアでオリンピックが開催されるということで汚染水の
問題や資源のないこの国のエネルギー需要のこと、原発の処理などが国内問題では
なく、ある種国際公約となり、東電も政府も自民党もシビアに考えることになったというのは
いい副産物だと思います。

 

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