実力があっても、売れない人はいるし、実力がなくても当たる人はいる。
事務所やレコード会社が小さな規模の組織でもいいセールスをマークする
ところもあれば、事務所が人的物的リソースを傾けて、レコード会社が大プッシュ
しても外すこともある。girl next doorの解散のニュースを読んで思いましたね。
http://natalie.mu/music/news/98607

 突然の発表に思えますが、楽曲の創作と商品化であったり、ライブのスケジュールと
実際のブッキングなどを考えると来年の話というものというのを今の時期にするのは
ビジネス上当然の話です。

 おそらく、最後のツアーであったり、楽曲のリリースなどに関しても様々な議論や調整が
行われて、当人が解散したいという時に残した楽曲の権利関係であったり、残っている
契約に沿った仕事のスケジュールなどを決めていたのがここ数カ月であったでしょう。

 事務所にしてもレコード会社にしても、解散するうえで無駄な問題は生じさせたくは
ないし、少しでも投資した額を回収したり、利益を生み出してから幕を引きたいというのは
当然でしょう。

 ボーカリストの結婚と新生活ということが理由ではありますが、セールスが落ちている
ことやビジネス的なバリューが下がってきていることがなければ引き止める方向に
話は進むと思うし、何かしら最後の一儲けを狙っての紛糾などが出てくるとは思いますが
それがないというのは、事務所としてもレコード会社としても残っている契約を理解して
やるべきことをしてくれたら円満に終えようという空気感が流れているものと思われます。

 デビュー当時の大きなプッシュはオーバー40の人からすると少女隊やセイントフォー
のような大仕掛けを思わせるものがありました。しかしながら、掛けた金額を超える
額を回収できたのかなと思ってしまいますね。

 

 

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