私の友人であり、イタリアのテニスジャーナリズムの重鎮のウバルド・スカナガッタ氏の
ホームページでドーピングの話が記事になっています。この手の記事が出るたびに思
うのはスポーツの分野でどれだけ検査対象のプレイヤーがすぐに応じるのだろうかと
いうものだったり、現場にいる人が理解をしているのだろうかというものですね。http://www.ubitennis.com/sport/tennis/2013/08/13/933982-doping_genetico_nuova_frontiera.shtml


 薬の種類によって、即効性があり、服用する薬のおかげで判断能力や集中力が
高まったり、肉体的にもう一段上のレベルに行けるモノがある。それが規則の中の
グレーゾーンであった場合、使うかどうかはかなり悩むことでしょう。

 副作用がなく、即効性があるものなら使いたいと思う人もいると思います。

 私はテニスの大会やオートバイのレースのサーキットにいたりしますが、そこで
感じるのは、もし、プレイヤーやライダーが常用していなくても、プレイしたりライディング
したりする寸前に服用して効果が現れるものなら使ってしまう可能性があるし、
そこで検査をするのは難しいというものです。

 トッププレイヤーや世界レベルのライダーがこれから予選のアタックに行くとか
戦うという時にかなり厳重な警備体制になります。

 ということは顔がバレないように一般人に紛れて行動している検査官が検査を
求める時に主催者が雇った警備担当者は近づくことができない。
その状況を用いて、プレイヤーやライダーが即効性があり、肉体的に使えたあとに
証拠を消すことができる薬物を摂取した時に取り締まることはできないでしょう。

 テニスのトーナメント会場やレースのサーキットで数多くいる警備員は果たして
プレイヤーやライダーに近づいて検査を求める検査官に対して違った意味でプレイヤーや
ライダーを守る仕事をしていないのだろうかと思ったりする私です。

 さらに大金持ちの家というのは常識的に大きいのでしょうが、検査官が取り調べる
までに当該のプレイヤーやライダーのところにたどり着くのに30分もかかっていたら
証拠を隠滅できる行動ができるような気がします。

 ある意味での透明性と平等性を保つとなるとこれから戦うという前の段階の
ところで検査官がひょっこり現れて、警備員が止めることなく、チームのスタッフなども
嫌な顔をせずに案内するようなことがあれば私が思うような疑惑は感じることが
ないのになと思います。

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