資金難や危機を報道されていたスイスのF1チームのザウバーがロシアからの
支援パートナーの参入を発表しました。
http://www.crash.net/f1/news/193534/1/sauber_confirms_russian_partnerships.html

 お金がかかる現在のF1というカテゴリーで既存のF1のマーケットの中の大企業や
組織だけでは必要な予算やリソースを賄えないわけで、30年前には考えられなかった
中国だったり、ロシアというところに本社を持つ企業と話し合いを持つことは
当然のことでしょう。

 私はF1のパドックにはいませんが、スーパーバイク世界選手権やMotoGPのパドック
で関係者と話すことは多いのですが、バイクの世界でも自国内やヨーロッパのみで
予算を確保できずに中国、ロシアといった国からの投資話が出ています。

 そのうちのいくつかは実際に交渉レベルから具体化に進み、そこから契約と実行という
ことになるのですが、正直言って、中国とロシアに関してはあまりいい話を聞かない
ですね。

 モータースポーツにおいては新興国ではあり、新規参入というイメージが強いのですが
どうも色々な意味で大国である中国とロシアという国からレースの世界に入ってくる
人や組織に柔軟性だったり、既存の慣行に対するアジャストというものが薄いというのが
私の印象です。

 バイクの世界に比べて、はるかに人やモノやリソースやお金や政治が大きなレベルに
なるF1でロシアの組織や企業が参入してどんな化学変化が起きるのか気になる私です。

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