DORNAとシェルやホンダおよび関連メーカーが中心となってアジアで若いライダーによる
選手権を行い、若くて元気があり、能力のあるライダーをアジアから世界を目指す
体制を作りたいようだ。
http://www.motogp.com/en/news/2013/Shell%20Advance%20Asia%20Talent%20Cup

 まぁ、世界選手権と言いながら30年前はヨーロッパ以外でやっているところはアメリカと
南アフリカぐらいで、20年前でもアメリカ、南アフリカ、ブラジル、日本、マレーシア、
オーストラリアぐらいでした。

 そんな中で世界選手権と言われてもサッカーや陸上競技などに比べて、世界の中の
かなり限られた場所でしかレースが開催されず、ライダーも限られた国籍の連中ばかり
だなと思っていました。

 この認識というのは基本的には今も私の中では変わっていないですね。
そして、世界チャンピオンの近道はスペインのパスポートを持っていることである
と思っています。

 しかし世界はスペインだけで成立しているわけではない。また、世界選手権に
出てくるのに国籍や民族や宗教で障壁があるのは良くない。

 そういうことを考えている私にとっては今回のこの発表というのはかなり遅きに失した
とは思うのですがやらないよりはいいし、アジア諸国で戦っているライダーにとって
背中を押してくれるようなシステムだと思いますね。

 歴史的に見て、DORNAが仕切っている世界選手権でイスラム教徒と日本人
の仏教徒(あるいは神道の信者)とカトリック、プロテスタント、ロシア正教と無宗教
のライダーが戦ったというのは非常に限定的な期間でしたし最高峰クラスでは
おそらく実現できていないはずです。

 スペイン語やカタロニア語とカトリックだけでなく、非EU圏のヨーロッパ系の言語を
話すロシア正教やキリスト教の違い宗派のライダーやアジアの国から仏教徒や
イスラム教徒が出てきたり、北米や南米が世界一を争うような時にレース界が
最速ライダーリアルワールドチャンピオンシップスになるような気がします。

 

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