辛坊治郎氏が全盲のセーラーの岩本光弘氏とヨットで横断しようとした挑戦が
終わりました。下手すれば沈没して水死する状況で救助を仰いで陸に戻ってきて
記者会見で状況の説明と関係各所への謝意を表しての幕引きでした。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20130622-00000009-ann-soci

 救助に関する費用の負担などはなく、救助した人は公務員なわけで税金の使われ方
ということに異論や救助された二人に対する批判が出てくるかとは思います。

 確かに結構な人的金銭的な負担というのはあったと思いますが、ここは少し広い視野
で見る必要がありますね。

 有名人が水難に関する救助で助けられたときはメディアに取り上げられる。そうなった
時は非常にわかりやすく税金の使われ方が明らかになる。

 そこで批判的になるのはわかるのですが、では、目に見えないところ、見えにくいところ、
あるいはもっと巨額なところに対する批判ができているのだろうかということですね。

 不必要な箱物であったり、活動実績の乏しい政府系団体や天下りを食べさせる
組織といったところは今回の水難のケースよりも大きな額や長い期間での税負担が
あります。

 目に見えるところ、有名人のおこしたことなどは非常にわかりやすく、批判の対象に
なりやすいのですが、この国での様々な無駄というのは見えにくかったり、批判
されないことというのは問題だと思いますね。

 

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