コンフェデレーションズカップでの日本とイタリアを相手にした試合を見て思い浮かべたのは
ドイツがアイスホッケー世界選手権でアメリカに勝った試合でした。

 アイスホッケーでの強国というのはロシア、アメリカ、カナダ、スウェーデン、フィンランド、
ノルウェー、チェコ、スロバキアという国になります。この強国のワンランク下のポジション
がオーストリア、スイス、フランス、イタリア、ドイツという国になりますね。

 アイスホッケー世界選手権という戦いでドイツという国がなかなか強豪国に勝てない
歴史をぶち破った時にアイスホッケーのある意味での地域的な拡大を感じました。

 日本という国がイタリアに勝てなかったのは残念でしたが、彼らのインタビューを
見ていて思ったのは今の日本代表のプレイヤーは『どれだけやれるか楽しみだ』
とか『胸を借りる』なんてことを思わずに勝ちに行って、善戦しても勝てなかったことを
悔しがっている姿を見せていて素晴らしいなと思いましたね。

 日本人が日本語で使う『今時の若いものは』という言葉の後には99パーセント
否定的な意味合いの言葉が続くのですが、あの試合を見てインタビューを聞いて
思ったのは『今時の若いものは結果を欲しがって勝ちに行っていて、惜敗は
いいことではない』というものでした。

 また、日本語表現の中で『今時の古い奴は』という言葉は流通していないのですが
私が思ったのは『今時の古い奴は強豪国に勝ちに行くことなく勝てなくても悔しがらなかった』
というものですね。

 ドイツのアイスホッケーファンが感じた歓喜と同じ質の喜びを日本のサッカーファンが
感じるのはいつになるかわかりませんが今の日本の代表プレイヤーに期待してもいいと
思います。

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