イタリア人ドライバーがいなくて、日本人ドライバーが見られない今季。
近い将来はどうなるのでしょうか。

 イタリアという国に最初に行く前に聞いていたのは
『イタリアはモータースポーツがポピュラーで、日曜の午後はほとんどみんなが
F1を見ている。』

 というものでした。

 それを散々聞いていてイタリアに着いて思ったのはそれは半分が本当で半分は
違うというものでした。

 つまりイタリアではF1という言葉の意味は90%がフェッラーリであり、残りの10%が
イタリア人ドライバーというものだという真理です。

 日本という国から日本人ドライバーがF1に行き戦ってきました。

 イタリア人ドライバーと日本人ドライバーが今季のF1にはいません。

 現在のF1の世界にミナルディもフォルティコルセもありません。
そして、ほとんどのF1のチームに必要なのはイタリアのパスポートを持った
ドライバーではなく、国籍は関係なくドライバーに付随するスポンサーマネーです。

 小林可夢偉はトヨタのサポートでF1までやってきました。
そのトヨタがサーキットを去ってしまい、ザウバーに加入できたのですが、
そのスイスのチームは2013年シーズンを彼との契約を結ばずに大量のスポンサーマネー
を持ってきたメキシコ人ドライバーを選びました。

 果たして近い将来にイタリア人ドライバーはいるのでしょうか。
また、小林可夢偉がF1のサーキットに戻ってくることは可能でしょうか。

 イタリア人ドライバーでGP2で活躍したダビデ・ヴァルセッキがロメイン・グロージャン
の後釜にロータスをドライブすることはあるのでしょうか。

 多くの日本人はマクラーレンホンダ、あるいは他のチームのホンダエンジンユーザー
チーム、もしくはトヨタエンジンを使用するチームのドライバーとしてF1に戻ってくる
ことを考えているのでしょうが、ホンダがF1のパドックに戻ってくるのは来年ではなくて
再来年です。

 イタリア人と日本人ドライバーの明日はどっちだ。

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