昨年話題となった東海テレビ制作の『幸せの時間』の表現が過激すぎるということで
BPOで議題に上がり、その見解に沿って、東海テレビ内で処分が発表になりました。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20130304-1093269.html

 私は視聴者側が批判や問題提起をして、そこでBPOが動き出し、彼等の見解から
東海テレビが社内において処分を行ったという流れに違和感を感じますね。

 そもそも、テレビ番組なのだから見たくなければ見なければいい。
見なければ嫌な思いをすることもない。そう考えている私にとってはこのような
批判と社内的な処分というのは理解できなかったり、強い違和感を感じます。

 テレビ局が一番困るのは見られないことであったり、関心を持たれないという
ことであるわけだから、その方向に視聴者が動けばいい。テレビ局と言えども
経済の原理からは無縁ではいられないわけで、視聴をしていて、そして、
表現の自由の制限につながるようなことというのは私は関心しません。

 現在の放送の世界では話せないこと、表現できないことがたくさんあるわけで
製作者、創造者が萎縮してしまったり、強い縛りを感じるようなことが起きることは
テレビの世界で当たり障りのないことばかりが作られ流れることにつながると
思いますね。

 私はあの作品を面白いと思い見ていましたし、過激であるとも思わなかったのですが
一部の良識という看板を持ってアピールする方のために制作や創造の枠組みが
狭まることに強い危機感や大きな違和感を感じます。

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