ずっとオートバイのレースの世界にいて思うのは、彼らが少しでも速く走りたいとか
ライバルに勝ちたいという思いの強さです。それがエンジニアからすると技術の革新や
進化を進めて優れたバイクや部品を作り出すのでしょうが、ライダーはどうしているのでしょうか。

 パーソナルトレーナーを雇いフィジカルコンディションを高める。技術的な理解力を深めて
いいマシンを高いレベルで走らせる。そういったことはライダーがやっていることでしょう。

 そんな中で思うのは、世界の頂上に挑もうとする人たちというのは色々な意味で
とんがっているのでしょうが、果たして彼らは頭脳や肉体をベストにするために
どんなものを口にしているのかなと思いますね。

 ジャンルは違いますが、テニスでドーピングに引っかかりプレイできないことになった
プレイヤーがいました。また、反ドーピングを進める団体の長はテニスの世界でドーピング
はあると話しています。
http://www.ubitennis.com/sport/tennis/2013/02/07/842215-pound_doping_tennis.shtml

 もてぎでのMotoGPでのレースを見ているとライダーが仮設オフィスやピットにいることが
多い。そして、スターライダーがプライベートを守るとかレースに集中するという理由で
警備員が張り付いていることやメーカーやチームの関係者がガードしていることが
多い。

 そんな状況下でもし、自らの能力をさらに高めるために違反とされている物質を
摂取していたらどうなるのだろうか。体力もついて、判断力や理解力が深くなると
ライダーとしてはアドバンテージを得ることになりますね。

 また、DORNAなりIRTAがパスの発給をWADAにしているのだろうか気になりますね。
さらに言うと、どのスポーツでもトップクラスで収入が大きいと住空間に充実させる
ようになる。

 見知らぬ人がドアベルを押して、当人に会うまでに時間が掛かるとなると、
ドーピング検査に引っかかる薬物を摂取していても、それを体内から反応が
出ないような薬を飲み、陽性から逃れるようなことができるような気もしますね。

 また、素朴に想像するのは単純にWADAの職員であることがバレないように
カジュアルな服装でパドックにいて検査をしようとライダーに近づこうとした時に
警備員やメーカーの人がただのファンだと思って近寄るなとライダーをプロテクト
するような気がしますね。警備員やメーカーのスタッフに『WADAのスタッフだ』
と言ってもこの団体のことなどを知らない人が警備担当だとすると、WADAの仕事の
邪魔をすることになりかねないですね。

 レース界ではドーピング関連の問題が存在しないのか気になります。
200馬力オーバー、300キロ越えのスピードで走ることというのは素晴らしいとは
思いますが、世界の頂上をつかみたいという人たちがイリーガルなことに
手を出していないのか気になっている私です。

 

 

 

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