ヨーロッパでよく見るのがスーパースポートといわれるカテゴリーのバイク。
リッターバイクも見るが、各メーカーが力を入れて販売し、ユーザーが選択しているのが
600のバイクですね。レース専用車両でエンジンワンメイクで行われるレースでは
そのレースが市販車の販売に結びつくことはないのでしょうが、スーパースポート
世界選手権(そして、各国の国内選手権)はレースと市場が近い関係にあり、
メーカーの力の入れ方も強く今季は非常に面白い戦いになりそうです。
http://www.bikeracing.it/wsbk/114024_supersport-35-piloti-nellentry-list-della-stagione-2013/

 昨年ワールドチャンピオンを奪ったのはカワサキを走らせたケナン・ソフオーグルでした。
ホンダが強く、長い時間ホンダがこのクラスを席巻していたクラスでカワサキが勝ったこと
はマシンの基本性能の良さ、開発の進み方、カワサキ本社の力の入れ方とライダーの
実力とチームロレンツィーニの経験やノウハウが高いレベルで混ざり合い競争力と
なって具現化したものでした。

 そのカワサキですが、今季のラインナップは非常に豪華なものになりました。
ソフオーグルとフォレが新しい組織となり、名称を変更したMahiレーシングから
出走し、インターモトカワサキからサロムとスカッサが出てくる。

 もちろん、タイトルを争ったホンダも強さと上手さを持ったライダーが王政復古を
狙って今季を戦いますし、ヤマハがロシアのチームと組んでR6という傑作バイクを
持ち込んで勝つためにやってきます。

 さらにチームスリアーノがスズキのバイクで今年参戦してくることというのは
スズキのファンにとっては大きなニュースですね。

 さらにMVアグスタがチームparkin goと組んで乗り込んできます。
イタリアのチームがイタリアのメーカーと共に出てくるというのはやる気や欲の深さ
がまともに姿を現すわけで、開発に力を入れてくるでしょう。

 さらに一台のみとなってしまいましたが、トライアンフも今季活動を続けます。

 なんと日本の4メーカーにイタリアとイギリスのメーカーも参戦で6メーカーでの
戦いになります。

 これは非常に厳しい激しい面白いシーズンになりますね。

 日本人ライダーの姿がないのはさみしいものがありますが、イタリアでの地上波
放送の充実もあり、楽しみなレースであり、カテゴリーになります。

 月末のフィリップアイランドが楽しみです。 

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