非常に難しいジャッジメントとなった競馬のジャパンカップを見て、採決委員という
肩書きのついている人たちに関して思った。

 相撲の世界では競技者として実績を残してきた人が土俵の周りにいて、難しい判定
や行司の判断に関して物言いをいうことやビデオを見直すことで取り直しになったり
判定が変わったりするということがあります。

 そこでは相撲のファンが過去に実績を持っている人が複数いて審議している姿や
判断に関する理由を説明する機会があり、納得行くことが多いと思います。

 しかしながら、競馬の場合ですが、今回のG1という大きなレースで、非常に微妙な
判断となるケースで審議のランプは付き、審議中であるということは理解できますが、
土俵のそばでかつての実力のある競技者だった人が意見を戦わせ、結論を出すという
ジャンルとは違い、何か時間だけかかっていて、やきもきするということになっていました。

 競馬の採決委員という人たちがビデオを見直したり、意見を戦わせるところは
お客さんやテレビ視聴者の人には見えないものでした。

 お金をかけている人がいて、透明性の高い審議やプロセスの可視化というものがないと
見ている方は何か密室での謀議と思えるような気がしますね。

 着順は変わらないが、ラフプレイのジョッキーには二日間の騎乗停止という処分が
何だか競馬社会における政治的なバランス感覚から出てきたものだと捉える人が
いても仕方ないよう気がします。

 そのジャパンカップの表彰セレモニーなどが審議時間の関係で遅れたのですが、
AKB48の河西智美が来ていて、ミニライブをやっていたようですが、どうせなら
そこで『逃げ馬が好きなんです』なんて言ってくれたら、炎上ビジネスが生まれたかな
なんて思ったりしましたね。

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