すでにご存知の方も多いと思いますが、カルロ・フロレンツァーノがホンダイタリアを
離れ、引退するようです。
http://www.motoblog.it/tag/carlo+florenzano

 彼に対する評価というのは立場によって、異なるのでしょう。
ヴァレンティーノ・ロッシがホンダに入る時に精力的に動き回り、アプリリアから離れて
ホンダのサテライトチーム入りした時に尽力したのがフロレンツァーノでした。

 そんなわけで、アプリリアの関係者やアプリリアに近い人たちにとっては憎しみに近い
感情を持っていても不思議ではありません。

 中立の立場の人からすると、ヴァレンティーノがアプリリアで250ccクラスのタイトルを奪い
500ccにステップアップするという時にスイスオートの500ccのV4エンジンと400万ドルという
両方の条件を用意できなかったのだからフロレンツァーノとホンダに交渉しやすい環境を
与えてしまったわけで、アプリリアがフロレンツァーノの恨むのは否定する外的な
勢力を見つけて、そこを攻撃することで自らを正当化しようとしていると考えるのでしょう。
(私もこの考え方に近い)

 アプリリアからホンダへのスイッチというのがヴァレンティーノ・ロッシにとって大きな
転機になったのは間違いなく、そこで交渉にあたって活躍(アプリリア陣営からすると暗躍)したというのがフロレンツァーノだったのでしょう。

 後にヴァレンティーノ・ロッシはヤマハへスイッチしますが、そのホンダでの最後のレース
でカルロ・フロレンツァーノに公式の場において謝意を表明しています。

 まぁ、ヴァレンティーノにとってはフロレンツァーノがいなくてはホンダへの移籍は難し
かったわけですし、ホンダのエンジニアリンググループやホンダイタリアに関しては
不満も怒りも悲しみもなかったことが明らかでした。

 私にとってのカルロ・フロレンツァーノという人は普段から近い立ち位置ではなかったのですが
質問をすれば答えてくれるし、嫌な感じの人ということではなかったですね。

 ただ、少し壁を作っていたのかなという印象は受けました。また、どういった方向性の
ことをホンダという組織の中でやろうとしているのか、あるいは何をやらないように
しているのかというのは見えなかったのも事実です。まぁ、これはホンダという組織が
巨大すぎるので個人の名前がプロジェクトに大きく反映されなくて、ホンダイタリアなり
ホンダヨーロッパという法人名がプロジェクトについて回るからかもしれません。

コメント

nophoto
BrettLoarl
2017年2月7日2:28

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