帰ってきた世界チャンピオン。タルマッチの本気。
2012年9月11日 スポーツ コメント (1) かつて125ccクラスで世界チャンピオンになり、その後、250cc、MotoGP、Moto2で
走り、昨年の一月はチームペデルチーニでSBKのテストライディングをしながら引退を
表明していたガボール・タルマッチですが、今季中盤からプロレースホンダでホンダ
CBR600を駆りスーパースポート世界選手権で走っています。そんな彼とニュルブルクリンク
のパドックで長く話が聞けました。
まぁ、私と彼とはグランプリの初年度からの付き合いですし、立ち位置はかなり変わり
ましたが、友情関係は変わらず、今に至っています。そんなわけで、率直に意見を
交換したり、情報を共有しているような仲です。
彼の話では鈴鹿の八耐に興味を持っているが、日本のチームで誰かのチーム
メイトとして話があればエントリーできるのかということを言っていましたね。
この話というのは実は随分前から聴いていて、耐久の世界選手権のチームから
話がない場合は鈴鹿だけ走る日本のチームと交渉の場を持てば走ることができるのでは
ないか。実際、近年ではイバン・ゴイがアプリリアのリッターバイクで日本のチームで
日本のチームメイトと共に走ったということがありました。
そんなわけで、お金になるのかどうかはわからないし、一回だけのレース参戦になるのか
あるいはチームやメーカーやテクニカル、コマーシャルスポンサーと長いお付き合いが
できるのかはわからないけれども、交渉次第と先方の考え方で彼の鈴鹿八耐の
参戦の可能性はあると答えたら納得していたようでしたね。
日本のレースファンにとってはタルマッチが鈴鹿八耐に興味を持っているというのは
意外な話かもしれませんが、かなり前から関心を持ちながらも、その当時のチームや
メーカーとの関係性から参戦の話が具体化することはなく終わっていました。ただ、
今後はありえる話ではありますね。
今回、彼が契約を締結して走ることになったチームというのはチェコのプラハが本拠の
ホンダ系の小規模のチームです。
このドイツラウンドでも非常に戦闘力の比較というものをしていて、ロレンツィーニ
カワサキのソフオグル、インターモトステップのフォレというカワサキの二台。
サム・ロウズ、ジュール・クルーゼル、ブロック・パークスのホンダの三台に
地元のアドバンテージやコースとライダーの相性の良さなどで名前を挙げた五人プラス
もう一人か二人がトップ集団を形成するのでそんななかでベスト5に入れば満足
出来る成績で、これが本人にもチームにとっても先につながることだろうと言っていました。
まぁ、冷静に現状を文責して、高すぎず、低すぎない目標を立てているところなどは
かつて125ccクラスでタイトル争いをしている時と変わらないなと思いましたね。
また、レース後にパドックで会って、『いいレースをしたね』という私に『ありがとう』と
答えてくれたものの、彼の目には不満足感が滲んでいたところなど、かつての欲望が
溢れ出ていました。おそらく、五位は可能であったが、それができなくて悔しいという
思いが強かったのだと思います。
その表情に彼の本気が見て取れて嬉しかったですね。これからが楽しみです。
走り、昨年の一月はチームペデルチーニでSBKのテストライディングをしながら引退を
表明していたガボール・タルマッチですが、今季中盤からプロレースホンダでホンダ
CBR600を駆りスーパースポート世界選手権で走っています。そんな彼とニュルブルクリンク
のパドックで長く話が聞けました。
まぁ、私と彼とはグランプリの初年度からの付き合いですし、立ち位置はかなり変わり
ましたが、友情関係は変わらず、今に至っています。そんなわけで、率直に意見を
交換したり、情報を共有しているような仲です。
彼の話では鈴鹿の八耐に興味を持っているが、日本のチームで誰かのチーム
メイトとして話があればエントリーできるのかということを言っていましたね。
この話というのは実は随分前から聴いていて、耐久の世界選手権のチームから
話がない場合は鈴鹿だけ走る日本のチームと交渉の場を持てば走ることができるのでは
ないか。実際、近年ではイバン・ゴイがアプリリアのリッターバイクで日本のチームで
日本のチームメイトと共に走ったということがありました。
そんなわけで、お金になるのかどうかはわからないし、一回だけのレース参戦になるのか
あるいはチームやメーカーやテクニカル、コマーシャルスポンサーと長いお付き合いが
できるのかはわからないけれども、交渉次第と先方の考え方で彼の鈴鹿八耐の
参戦の可能性はあると答えたら納得していたようでしたね。
日本のレースファンにとってはタルマッチが鈴鹿八耐に興味を持っているというのは
意外な話かもしれませんが、かなり前から関心を持ちながらも、その当時のチームや
メーカーとの関係性から参戦の話が具体化することはなく終わっていました。ただ、
今後はありえる話ではありますね。
今回、彼が契約を締結して走ることになったチームというのはチェコのプラハが本拠の
ホンダ系の小規模のチームです。
このドイツラウンドでも非常に戦闘力の比較というものをしていて、ロレンツィーニ
カワサキのソフオグル、インターモトステップのフォレというカワサキの二台。
サム・ロウズ、ジュール・クルーゼル、ブロック・パークスのホンダの三台に
地元のアドバンテージやコースとライダーの相性の良さなどで名前を挙げた五人プラス
もう一人か二人がトップ集団を形成するのでそんななかでベスト5に入れば満足
出来る成績で、これが本人にもチームにとっても先につながることだろうと言っていました。
まぁ、冷静に現状を文責して、高すぎず、低すぎない目標を立てているところなどは
かつて125ccクラスでタイトル争いをしている時と変わらないなと思いましたね。
また、レース後にパドックで会って、『いいレースをしたね』という私に『ありがとう』と
答えてくれたものの、彼の目には不満足感が滲んでいたところなど、かつての欲望が
溢れ出ていました。おそらく、五位は可能であったが、それができなくて悔しいという
思いが強かったのだと思います。
その表情に彼の本気が見て取れて嬉しかったですね。これからが楽しみです。
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