スーパーバイク世界選手権のドイツラウンドのパドックでは色々な話が出ていました。
かなり確度の高いものから、怪しいものまで業界関係者の口から様々な話題が
飛び交っていました。

 まずはこのドイツの前のロシアラウンドでの話。

 メディアに載っている話だけではなく、まぁ、様々な問題が生じていたようでした。
国力というものが都市や国の経済力に比例するというのはわかりやすい具体例
なんでしょうが、ロシアの中心部からサーキットの方に行くに従って、EUメンバー
からするととんでもないひどい道だったということが一つ。
そして、警察当局関係者に車でサーキットへの行き帰りの際にスピード
違反を指摘されて、サインと支払いを命じられたりという話がどんどん出てきました。

 何だか想像以上に色々なしんどい思いをした人が多く、嫌な印象を抱いて帰国した
関係者がたくさんいたため、エッフェンベルトドゥカティの決断というのはある意味、
的を得ていたのではないかと思えてきましたね。

 ドイツとロシアの狭間で知恵や辛抱や決断といったことを迫られるチェコ人の
判断力が正しかったのではないかと想像したりしました。

 来年以降は出来ることなら行きたくないという人が本当に多かったですね。

 さらに話題になっていたのは各チームのシートの話。

  一時はBMWのスーパーバイクに乗るのではないかと言われていたベン・スピーズ
ですが、MotoGPに残ってドゥカティのジュニアチームかホンダグレシーニで走るという
話が色々なチーム、メーカー関係者から入ってきました。

 そこででは誰が来季BMWを走らせるのかというとレオン・ハスラムの残留や
カルロス・チェカやチャズ・デイビスといった名前が挙がっていましたね。

 ホンダのSBKが仮にジョニー・レアが噂通りMotoGPのグレシーニホンダへ移ると
なるとそこにはレオン・ハスラムという話が出ていますね。青山はスーパーバイク
で走るかスーパースポートになるのか不透明なようです。

 カワサキはサイクスは本決まりのようで、バスもほぼ決定のようですね。

 気になるのがアプリリアでまだサインをしていないのがビアッジとラバティ。
勝てるライダーでタイトルを取りたいがアプリリアの予算が果たしてキープできるのか
といったことが問題になっているようです。

 ドゥカティもチェカはここのところのドゥカティのバイクの劣勢ぶりにBMWあたりの
シートを考えて動いているようですね。

 タイトル争いと同時にストーブリーグも活発になっていたドイツのパドックでした。

 ドイツの朝と夕方は山間のサーキットということもあって寒さを感じました。
また、お客さんの少なさが目立ち、ドイツラウンドで観客動員を考えると誰か
ドイツ人がスーパーバイクかスーパースポートにいないとしんどいものがあるなと
実感しましたね。

 才能を浪費しているというか、能力を発揮できないでいるノイキルフナーの移籍
ということも話に出ていたニュルブルクリンクでした。

 
 

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