歴史あるイタリアのメーカーの新たな挑戦はドイツで始まる。

　今季のシーズン開幕前にスーパースポート世界選手権参戦が噂されながら
様々な要因が重なりサーキットであの美しい600ccのバイクが見られないと思われて
いたところに喜ばしく素晴らしいニュースが入ってきました。
http://www.bikeracing.it/idm/101514_idm-supersport-la-mv-agusta-f3-esordira-al-sachsenring-con-gunther-knobloch/

　まぁ、今季始まる前の段階ではチームアルスターにルーカ・スカッサが加入して
スーパースポート世界選手権でMVアグスタのF３を走らせるという話が世界中の
レース関係者、ファンに流れていたのですが、メーカーの問題やアルスターの
フランシス・バッタの健康問題などがあり、話が流れてしまいました。

　この参加取りやめというのは非常に残念なこととして受け止めていて、スカッサが
違う選手権に活躍の場を求めることになったり、MVアグスタというメーカーのマシンを
サーキットで見られないということで悲しい思いをしていました。

　その後、バレーゼのメーカーは何を考えているのか、どういう計画をしているのだろうか
と考えていたところ、入ってきたニュースは後半の二戦のドイツ選手権参戦という
ものでした。

　ドイツ選手権でMVアグスタというとヨルグ・トイフェルトのスーパーバイク選手権
のことを思い出しますね。イギリスついで、タフな選手権であるドイツ選手権でF4で
タイトルを獲得した時のことを思い出します。

　そして、イタリアではルーカ・スカッサがやはりスーパーバイクのイタリア選手権を
制しました。

　スーパーバイクでの参戦が難しく、今季のスーパースポート世界選手権での
出走計画が中止になってしまい、あの美しいマシンをサーキットで見ることが
できないのか、そして、これから先のMVアグスタの方向性はどうなのかと思って
いた世界中のレースファンにとっての朗報ですね。

　果たしてどんな戦いぶり、戦闘力、仕上がりを見せるのかドイツでのF3の走りが
気になる私です。