目が覚めると寒さですぐにトイレに駆け込む。そんなブルノの土曜日である。

 さて。パドックではBMWのワークス活動撤退とポルトガルラウンドのキャンセルが
話題になり、BMWイタリアの一チームでドイツ製のリッターバイクを走らせる。
マルコ・メランドリは現在のテクニカルスタッフと共に残留が確定していて、チーム
メイトは誰になるのかが話題の中心である。BMWは英語国民かそうでなければ強力な
ライダーを求めているということで、カルロス・チェカやマックス・ビアッジという名前や
現在、BMWで走っているレオン・ハスラム、ヤマハのMotoGPから離れるベン・スピーズ
などの名前が上がっていて、パドックで話題になっている。

 もうひとつの話題はポルトガルのキャンセルであろう。これ件ではチャンピオンシップ
に大きな影響があるわけで、タイトル争いをしているライダーやチーム、メーカーに
とっては切実である一方、お金の心配が絶えない中小チームにとってはある意味朗報
であったりする。

 来季の話で言えば、日本のメーカーにとって大きなオートバイ市場であるインドネシア
とインドの開催が発表になっているが、どうもそれも本当に開催されるのか疑問符を
持つ人が多い。特に前者に関しては、キャンセルの可能性だってあるのではないかと
言う声が結構上がっていて私にとって驚きであった。

 後者のインドに関しては業界的にはあってもいいけれど、本当にオフィシャリー
にカレンダーが発表にならないと安心してエアチケットは買えないという人が
多くいた。

 ただし、インドに関してはF1の開催実績があり、そのことがインドネシア開催ほどの
不透明感を醸し出していないこと、そして、今回インドチームがカワサキのバイクで
スーパースポートクラスに出走してきたことも安心させる要因であるとは思う。
昨年のカワサキロレンツィーニが使っていたバイクの電子制御なしバージョンで
活動しはじめて、イギリス選手権でもいくつか走るという話も流れている。

 レースの話ではダビデ・ジュリアーノがオイルを撒き散らし、それによって、後続の
ライダーがクラッシュし、赤旗中断。そして、その後は雨が降り始めて、ウェットスーパー
ポールとなった関係でスケジュールが大幅に狂い、ストック600なども日本の感覚から
すると18時台にレースするというのは考えにくいが夏時間ということもあり、なんとか
スケジュールを消化した一日だった。

 バイクメーカーと成長するマーケットのインドネシアとインド。素晴らしい施設の
サーキットはあるがマーケットとして小さいポルトガルのことを考えながら過ごした一日
だった。

 

コメント

nophoto
Enforma
2012年9月12日16:08

No qeustoin this is the place to get this info, thanks y’all.