かつては世界選手権と言ってもヨーロッパの西側だけでやっていたようなイメージが
強かったオートバイの世界選手権ですが、開催地が世界中に散らばると世界選手権だな
というイメージが根付きますね。ロシアが今年から開催され、インドネシアもカレンダー
に戻り、さらにインドが加わります。
http://www.motosprint.it/sbk/2012/06/09-6641/La+Superbike+dal+2013+correr%C3%A0+in+India

 まぁ、日本の80年代初頭のバイクブームの時は名古屋の人口の200万を超えるような
販売数だったのですが、現在は日本ではバイクが売れていません。

 ヨーロッパもアメリカも買い替え需要はあるのでしょうが、新しいマーケットということでは
ない。

 そんな時代状況の中でとりわけ日本のメーカーにとって希望の地と言えるのが
インドネシアであったり、インドであったりします。

 人口が多く、バイクの売上げが伸びている。経済が発展すればさらにフラッグシップ
モデルと呼べるような販売額も高く、利幅も大きい製品の売上も期待できる。

 そこで市販マシンベースでのレースを行おう。世界選手権レベルのレースを
誘致しようというのは自然な考え方でしょう。

 また、インドネシアやインドに世界格式レースが開催可能なサーキットがなければ
踏むべきステップがあるのでしょうが、すでにサーキットはある。

 となるとバイクメーカーの協力体制も整うのでしょう。

 来年からイギリスが一回になるのか、イタリアが三レースを保持できるのか
わかりませんが、インドという魅力的なマーケットが存在し、スーパーバイク世界選手権
インドラウンドの開催に向けて契約が終わり、関係者が動き出しているのは事実です。

 主催者の思惑、メーカーの思い、ローカル政府やインド国政府の方向性などが
混ざり合ってレースが行われようとしています。

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