WWEの処分はやらせっぽい気がする。

　プロレスの世界一の企業であるWWEのブラジルでの興行でブラジル国旗を丸めて
捨てたクリス・ジェリコに出場停止処分が下りました。
http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20120527-957817.html

　まぁ、どの国でも外国人がその国を侮辱したような態度を取れば、客がヒートする。
それを昔から伝統的にやってきたのがプロレス文化でして、アメリカでの日系
レスラーやロシア人ギミックレスラーなどもそうですし、日本における悪くてでかい
アメリカ人を日本人という敗戦国のレスラーが汚い反則に耐えながら戦い、最後に
逆転勝利して、客を視聴者を満足させるということがプロレス文化だと思います。

　そう考えると客が投げ入れたブラジル国旗を丸めて捨てたのは職務に忠実で
いた証拠であり、言われたことを全うするレスラーなのではないかというふうに思うのですが、
国民感情に関して理解できていなかった作家スタッフがアングロサクソン的価値観
だけで外国での興行を考えていて現地の国民感情と法律や風習に無知すぎたのでは
ないかと思えますね。

　ただ、プロレスというのはやはり『そこが丸見えの底なし沼』

ファンが投げ入れたという報道がされていますが、ジェリコを貶めるために仕事上の
ライバルが国旗を投げ入れたとかWWEが彼を必要としなくなったが、契約を残って
いるから何か理由をつけてキックアウトしようとして団体側の誰かが国旗を投げ入れた
ということも考えられますね。

　今回の彼のことで出場停止処分を課しましたが、何かヤラセっぽさを感じる
私です。何せWWEは鈴木健想にヒロヒトなんてリングネームをつけてリングに
立たせようと考えていた団体ですからね。