まさかのレース展開が続いているシーズン。思いもよらぬドライバーが勝利を
得る展開。今年のF1は本当に面白いと思いますね。

 絶対的に速いマシンとチーム。実力のあるドライバーが揃った時に圧勝でシーズンを
制圧してしまうというシーズンを世界中のレースファンは見てきました。

 それはマクラーレンTAGポルシェのラウダ、プロストだったり、ウィリアムズホンダの
ピケとマンセルだったり、マクラーレンホンダのプロストとセナであったり、ウィリアムズ
ルノーのマンセルとパトレーゼだったりウィリアムズルノーのプロストとヒルであったり
フェッラーリのシューマッハーとバリチェロであったりしました。

 そんなシーズンは勝利するチームの予定調和の強さばかりが目立つ年となりましたが
今年は何と五戦して優勝したドライバーが五人。マシンが五つ。チームが五チームと
まぁ、リザルトを見ると群雄割拠と思えます。

 開幕前にまさかフェッラーリが今季、勝てるとは思わなかった。ウィリアムズがいいと
いう評価を得てはいたがまさか勝利するとは想像できなかった。こんなシーズンに
しているのはピレリタイヤというファクターが大きいのでしょうが、レースが面白く
なり、品質の違いがなく全てのチームが同じタイヤを使っている中で戦略やタイヤ
マネージメントをして戦った結果が混戦で乱世の戦い模様となるのならこれは
ピレリの品質に関してあれこれ考えるより、このタイヤを有効活用して速く走る
姿を見るのが面白いと考えています。

 世界中のレースファンの中で不満を感じる人もいるかもしれませんが、私にとって
大変興味深いシーズンとなっていて、BSフジの中継が楽しくて仕方ないですね。
 

コメント