新作の映画が発表になる時に何かしらのサプライズを用意して、一般庶民の関心を
ひくことはあるのでしょうが、今回はどうやらプロレス的な演出ではなくて、リアルに
体調が悪いようです。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20120515-951389.html

まぁ、役にのめり込むことというのは表現者にはあるわけで、いつだったか東海テレビ
制作の昼のドラマの『牡丹と薔薇』という作品に北原佐和子さんが出演していた時に
収録のあとでもドラマ上の役を引きずって家に帰ったら飼い犬が怖がって吠えまくってきた
という話をしていました。

 あの時の北原佐和子はドラマの放映期間の中の初期のころだけ出演していたので
長い期間役を続けていたわけではないのに、上記のようなことが起きてしまった。

 沢尻エリカの今回のケースでは長い時間、主演でずっとひとつの役を演じていった
中で演じているのではあるが同一化していってしまったのでしょう。

 アントニオ猪木のように朝起きてから寝るまでずっとアントニオ猪木のような人なら
あるいは明石家さんまのようなら人ならいいのでしょうが、普通の人が役にのめり込ん
で、優れた作品を作ってしまったらやはり非日常から日常に戻るための時間が必要
なのでしょう。

 ある意味、作品のPR活動に出られないというダメージを関係者は受けながらも
作品の名称や公開日がメディアに載るという効果とを感じながら沢尻エリカに休養の
必要性を感じているのでしょう。
 

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