レースの世界と切っても切れない歴史のあるリミニの小規模メーカーの
ビモータがスーパーバイク世界選手権復帰を考えているようです。
http://www.crash.net/world+superbikes/news/175466/1/xaus_developing_new_bimota_superbike.html

 チャウスというスーパーバイク世界選手権での優勝経験もあり、色々な
メーカーのマシンを走らせてきた経験があるライダーがキャリアを終えて
第二のキャリアをテスターとしてマシン開発に関わりビモータと共に近い未来
へ進もうとしています。

 ビモータというメーカーですが、私のようなリミニに住んでいた者にとっては
特別な印象がある会社です。

 そして、小さなこのバイクメーカーですが、このメーカーとレースとは
切っても切れない歴史や関係性があります。

 私にとってはスーパーバイクでのアンソニー・ゴバートの最後のきらめき
であった「空が泣いた時にアンソニー・ゴバートが笑った」レース。
「世界中のレースファンが驚いたフィリップアイランドの奇跡」の
オーストラリアでの大番狂わせというのがとにかく印象に残っています。
http://yasumarzo.diarynote.jp/200502282242510000/

 あれから長い年月を経てビモータはいい意味で欲深く、新しいチャレンジを
しようとしています。

 果たしてフェッリーニが生まれた街のリミニから小さなメーカーが
美しい作品をサーキットという美しいファンタジィと醜いリアリティが
溶け合う場所で見せてくれるのでしょうか。

 アンソニー・ゴバートの信じられない優勝の時のフィリップアイランドには
サーキットですから当然「道」があり、パドックには「甘い生活」が存在し
レースのあとには「インテルビスタ」がありました。
ルーベン・チャウスとビモータはフェッリーニとニーノ・ロータのような
典雅なコラボレーションを構築できるのでしょうか。

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