チームアルスター、スーパースポート世界選手権にMV agustaで参戦か。
2011年12月18日 スポーツ スズキとの長年のパートナーシップが終わり、注目されたチームアルスターの
近未来ですが、どうやらMVアグスタと共にスーパースポート世界選手権に参戦
を計画していると複数のメディアが報じています。
まぁ、これは考えられた話ですね。
スズキとの結びつきが強かった時期というのは、浜松サイドからチームに対して
口も出して、彼らのスズキ契約ライダーというものを走らせるように強く
働きかける一方で物的、人的に色々なモノを出して戦う。そして、実際に世界選手権
を奪いに行く。そんな姿勢を強く感じました。
チームとしては二台体制。一台がチームが欲しがる強力なライダー。
もう一人はスズキが走らせたいライダーという体制であのチームのピットには
浜松から直接送られたマシンや部品やシステムが並び、そこに日本人ライダー
と日本人エンジニア、スタッフなどが動いていました。
しかし、今年のあのチームのピットは一台体制であり、そこに日本人の
姿もなく、ぶ厚いサポート体制をありませんでした。
チームアルスターがレオン・ハスラムを擁して、マックス・ビアッジの
アプリリアと激しいタイトル争いをしていた時にフランシス・バッタが
口にしていたのはスズキに人的物的なサポートでした。
世界選手権を奪える絶好のチャンスに必要なものをシーズンが進むにつれて
支援して欲しいという声にスズキは少なくともチームマネージャーが求めた
ようには応えませんでした。
そして、今年のチームアルスターのピットには日本人の姿はなく、
他のメーカーのワークス系チームが二台体制で日本人スタッフやエンジニアの
姿がある中で、スズキのマシンを走らせるチームアルスターにはスズキの
マシンにロゴはあるものの、チームのユニフォームを着た日本人の姿は
ありませんでした。
シーズン終盤でもなく、シーズンが終わり、浜松の本社から来季の活動
についてスズキのマシンを走らせるのはクレッセントスズキというイギリスの
チームになること。そこにヨシムラが関わることが発表になり、アルスター
の将来がどうなるのかなと思っていたら、私の予想(そして多くのレース業界
関係者が予見していたこと)通り、スズキはチームアルスターとの関係解消を
発表しました。
こうなる最後の段階までベルギーの方ではスズキとの関係継続と一台体制
での参戦を考えていたようではありました。
同時に関係が冷え切っていたのも事実で違う参戦体制を考えていたのも
事実でした。
昨年の秋には2011年の参戦に関してKTM,BMW、アプリリア、カワサキという
メーカーのマシンで参戦することも噂に上がっていましたし、今年の春から
秋に関してはアプリリアやカワサキの話というのも囁かれていました。
実際、アプリリアのマシンでの活動ということになると、ライバルとして
強さや速さを見ていたわけですから、魅力的に映ったことでしょう。
しかしながら、この数日で出てきた話というのはMVagustaでスーパースポート
世界選手権参戦というものでした。
来季の最高峰クラスのスーパーバイクとなると、ドゥカティ、アプリリア、
BMW、ホンダ、カワサキという5メーカーが参戦し、これにKTMがスポット参戦。
さらに今季ドゥカティがワークス参戦しなかったもののアルテアドゥカティが
メーカーからマシンを出してもらい、独自の体制で戦い世界チャンピオンに
なったようにヤマハが撤退はし、メーカー直系での参戦はないものの
アルテアドゥカティの成功例を見て、独立系のチームがヤマハの傑作バイクの
R1を手に入れて戦うこともありえます。
多くのメーカーのレベルの高い戦いの中で実績のないバイクで戦うことと
いうのはリスクが大きいのは明らかでした。
レースの世界で一年のブランクというのは大きなものであり、二年以上の
それは大きなハンディキャップです。
また、イタリア選手権のスーパーバイク、FIMカップストック1000選手権で
いいところを走ったり勝ったと言ってもスーパーバイク世界選手権となると
レベルが大きく違ってきます。
そこでフランシス・バッタはスーパーバイク世界選手権参戦は保留にしておき
まずはスーパースポート世界選手権に狙いを定め、バレーゼのメーカーと共に
開発と参戦を進めるようです。
ライダーはルーカ・スカッサ。彼はイタリア選手権とアメリカ選手権で
MVagustaのマシンを走らせた経験もあり、また、来季の活動が決まっていない
ということである意味、メーカーにとってもチームにとっても最良のライダー
と言えます。
果たしてどんなことになるのか楽しみです。
近未来ですが、どうやらMVアグスタと共にスーパースポート世界選手権に参戦
を計画していると複数のメディアが報じています。
まぁ、これは考えられた話ですね。
スズキとの結びつきが強かった時期というのは、浜松サイドからチームに対して
口も出して、彼らのスズキ契約ライダーというものを走らせるように強く
働きかける一方で物的、人的に色々なモノを出して戦う。そして、実際に世界選手権
を奪いに行く。そんな姿勢を強く感じました。
チームとしては二台体制。一台がチームが欲しがる強力なライダー。
もう一人はスズキが走らせたいライダーという体制であのチームのピットには
浜松から直接送られたマシンや部品やシステムが並び、そこに日本人ライダー
と日本人エンジニア、スタッフなどが動いていました。
しかし、今年のあのチームのピットは一台体制であり、そこに日本人の
姿もなく、ぶ厚いサポート体制をありませんでした。
チームアルスターがレオン・ハスラムを擁して、マックス・ビアッジの
アプリリアと激しいタイトル争いをしていた時にフランシス・バッタが
口にしていたのはスズキに人的物的なサポートでした。
世界選手権を奪える絶好のチャンスに必要なものをシーズンが進むにつれて
支援して欲しいという声にスズキは少なくともチームマネージャーが求めた
ようには応えませんでした。
そして、今年のチームアルスターのピットには日本人の姿はなく、
他のメーカーのワークス系チームが二台体制で日本人スタッフやエンジニアの
姿がある中で、スズキのマシンを走らせるチームアルスターにはスズキの
マシンにロゴはあるものの、チームのユニフォームを着た日本人の姿は
ありませんでした。
シーズン終盤でもなく、シーズンが終わり、浜松の本社から来季の活動
についてスズキのマシンを走らせるのはクレッセントスズキというイギリスの
チームになること。そこにヨシムラが関わることが発表になり、アルスター
の将来がどうなるのかなと思っていたら、私の予想(そして多くのレース業界
関係者が予見していたこと)通り、スズキはチームアルスターとの関係解消を
発表しました。
こうなる最後の段階までベルギーの方ではスズキとの関係継続と一台体制
での参戦を考えていたようではありました。
同時に関係が冷え切っていたのも事実で違う参戦体制を考えていたのも
事実でした。
昨年の秋には2011年の参戦に関してKTM,BMW、アプリリア、カワサキという
メーカーのマシンで参戦することも噂に上がっていましたし、今年の春から
秋に関してはアプリリアやカワサキの話というのも囁かれていました。
実際、アプリリアのマシンでの活動ということになると、ライバルとして
強さや速さを見ていたわけですから、魅力的に映ったことでしょう。
しかしながら、この数日で出てきた話というのはMVagustaでスーパースポート
世界選手権参戦というものでした。
来季の最高峰クラスのスーパーバイクとなると、ドゥカティ、アプリリア、
BMW、ホンダ、カワサキという5メーカーが参戦し、これにKTMがスポット参戦。
さらに今季ドゥカティがワークス参戦しなかったもののアルテアドゥカティが
メーカーからマシンを出してもらい、独自の体制で戦い世界チャンピオンに
なったようにヤマハが撤退はし、メーカー直系での参戦はないものの
アルテアドゥカティの成功例を見て、独立系のチームがヤマハの傑作バイクの
R1を手に入れて戦うこともありえます。
多くのメーカーのレベルの高い戦いの中で実績のないバイクで戦うことと
いうのはリスクが大きいのは明らかでした。
レースの世界で一年のブランクというのは大きなものであり、二年以上の
それは大きなハンディキャップです。
また、イタリア選手権のスーパーバイク、FIMカップストック1000選手権で
いいところを走ったり勝ったと言ってもスーパーバイク世界選手権となると
レベルが大きく違ってきます。
そこでフランシス・バッタはスーパーバイク世界選手権参戦は保留にしておき
まずはスーパースポート世界選手権に狙いを定め、バレーゼのメーカーと共に
開発と参戦を進めるようです。
ライダーはルーカ・スカッサ。彼はイタリア選手権とアメリカ選手権で
MVagustaのマシンを走らせた経験もあり、また、来季の活動が決まっていない
ということである意味、メーカーにとってもチームにとっても最良のライダー
と言えます。
果たしてどんなことになるのか楽しみです。
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