オフィシャリーな話とアンオフィシャリーな事柄というのはすべてのプロジェクト
にあるわけですし、技術畑の人の進めていることや考えていることとマネージメント
サイドが計画していることと違いや差異が生じるのは当然だと思います。

 ブルノのパドックにおいて、あるイタリア人ジャーナリストがMotoGPプロジェ
クトのエンジニアリングサイドのトップと話をしていました。

 その場での内容というのは、スズキが報道されているように来季800㏄での参戦を
するのではなく、リッターバイクで出走するというものでした。

 まぁ、すでにブルノのレースの翌日にヤマハは来季用のリッターバイクのテスト
をしていたように来年を見据えたマシンの開発及びテストをしています。

 ホンダもすでにリッターバイクの開発とテストを行っており、ドゥカティも
実走はしていないもののボルゴパニガーレの工場でシャシーもエンジンも
デザインを進めています。

 そんななかで来季は800㏄のバイクの改良タイプバイクで参戦するという
話や撤退するという文面が世間に流通している中で現場サイドのリーダーから
イタリア人ジャーナリストに来年のバイクは1000㏄で参戦するという言葉が
出てきた。

 果たしてこれをどう判断すればいいのでしょうか。

 かつて、スズキはMotoGP元年になる際に4ストロークマシンを一年前倒しで
出してきて参戦したということがありました。

 現場サイド、マネージメントサイドとの違い。ヨーロッパサイドと浜松の
温度差は当然あるのでしょうが、果たして彼らの来季はどんなことになるのでしょうか。

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